公開:2016年1月1日
2016新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。
さて、本年の干支は丙申(ひのえさる)です。
その猿にちなんで「三猿の教え」について述べさせていただきます。
かの徳川家康が祀られた日光東照宮には、8つの猿の彫刻があり、それらは人間の一生を表しています。
1つ目の彫刻では母猿と小猿が描かれ、最後の8つ目では、成長した小猿がお腹を大きくし妊娠しています。この8つの彫刻の中で特に有名なのが2つ目に描かれた3匹の猿です。
それぞれ、目をふさぐ仕草、耳をふさぐ仕草、口をふさぐ仕草をしています。いわゆる「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿の教えです。
この教えは一般的に、「都合の悪いことや余計なことは,見ない,聞かない,言わない」と厄介ごとにかかわらないといった処世術のようにいわれていますが、本来の意味は違います。
本来は「物心のつく幼少期には、悪いことを見たり、言ったり、聞いたりしないで、良いものだけを受け入れ、素直な心のまま成長せよ」というものなのだそう。
現代社会のように、多くの情報が氾濫している中では、とても大切な教えのように感じています。自分自身を見失い、悪い習慣を身に付け、社会に背くことを行ってしまう。このようなことが無いよう、子どもの成長をしっかりと大人が支えていかなければなりません。
メイコーポレーションではこの「三猿の教え」を通じ、今年もスタッフ一同健全な保育を心掛けていく所存でございます。
そして2016年が皆様と皆様のご家族にとって、希望に満ちた、良い年となりますよう祈念して年頭の挨拶といたします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
有限会社メイコーポレーション
代表取締役
榮 裕士