変化の連続・実体験から学ぶ!砂遊びのもたらす効果とは
暖かく晴れた日が増えてくる季節、春休み期間には近くの公園にお出かけするご家庭も多いことでしょう。
子ども達も大好きなお砂場では、泥だらけになって遊ぶ子どもについ「もうやめて〜!」と声をかけてしまいたくなったママもいるかもしれません。
しかし実は砂遊びは成長や脳に良い効果がたくさんあるんです!
五感を刺激する砂遊び
砂遊びの魅力は、砂の持つ特性が作り出しているといっても過言ではありません。
砂は天候の変化や遊び方のわずかな違いによって形状が大きく変化し、他にこのような特徴を持つものはなかなかありません。
乳児の頃からでも砂をにぎる・つまむといった感覚を楽しむことが出来、指先を動かすことで脳にも刺激を与えてくれます。
手で砂を触った感覚、目で見て色や形状の変化を感じ、自然の中で遊ぶことで五感をたっぷりと刺激してくれるのが砂遊びなのです。
体験し、自ら考え動いていく力を養う
幼児になると、砂の感触が変化することを楽しんだり、なぜ色や形状が変わるのかを考えながら遊ぶようになっていきます。
水の加減によって泥になったり、固まりやすくなったり、サラサラになったり……ということを感じながら、色々な遊び方を試してみる子も多く見られるように。
自分が作りたいものを目指すにはどのくらい水を入れたら良いかを、実験しながら考えていくため、自ら試し体験しながら考えていく力がつくのです。
また、泥だんごを作ったり穴をほり山を作ったりという遊びを楽しむ中で、お友達と協力して一つの物を完成させたり、途中でアイディアを加えて新たなものに変化させていったりと、社会性や創造力も養うことが出来ます。
実体験を通しながら学び考えることにより、様々な力が身についていくのです。
砂場には、常に自然との出逢いがある
さらに、自然の中で遊ぶということは偶然の出会いが多くあるものです。
毎日同じ場所で遊んでいても、今日はこんな葉っぱがあった、虫がいた、など大人が誘導しなくても新たな発見や興味を持つきっかけに溢れているのが魅力だともいえるでしょう。
砂遊びは、同じ場所であっても毎日に変化や出逢いがあり、自然と遊び方も変わっていきます。
同じ物を作ろうとしても少しずつ違うものになり、これもまた子ども達にとっては刺激の一つに。
身近な砂場ですが、こんなにも多くのことを感じ学べる場所なのです。
暖かい日には、今日は泥だらけになってもOK!と割り切って、近くの公園に行ってみてはいかがでしょうか。