【学び】自分から”勉強好き”な子になる!接し方と環境づくり
幼稚園や保育園の頃とは違い、小学校に入学したタイミングから長い勉強生活が始まります。
勉強を好きになるかならないかが決まるのは、低学年のうちこそ重要なタイミング。
自分から勉強したい!勉強が好き!と思える子になる、ご家庭での工夫やお子さんとの接し方について考えます。
「わくわく」できる問題を用意してあげる
年長さんや小学校低学年頃は様々なものに興味がわき、なぞなぞやクイズなどを解くのも大好きに。
これは”楽しそう”と思えるからであり、考えたり答えを見つけることが面白いから。
つまり、本人がわくわくして取り組めることがとても大切です。
算数の問題を見た時にただ数字が並んだ足し算を解くよりも、はじめは絵が使われていたり、例えばキャンディが合わせて何個かを解くなど子どもの興味を引くテーマを利用するのがおすすめです。
はじめに楽しんで解き勉強をする習慣がついてくると、発展した問題にも挑戦してみたい!と思えるようになっていきます。
とにかく沢山褒めて、◎をつけてあげる
ドリルなどが終わったあとは、是非”まるつけ”をしてあげてください。
解けた時には大きなはなまる◎を!◎が増えていくことで、本人の「もっとやりたい」気持ちを育てます。
逆に問題を解いていて間違えてしまったとき「×」のマークが続くと、自分は勉強が出来ないのだと思い込み、やる気をなくしてしまいます。
お子さんが間違えてしまったときは、×をつけずにチェックマークを付けるなどして工夫してみましょう。
間違いがあるのは勉強において当然のこと。叱るのではなく、何故間違えてしまったのか?
問題の意味が分かっているか、計算ミスなのか、など一緒に見直してあげましょう。
無理のない量で、成功体験の積み重ねを
集中力が続く時間がまだまだ短い低学年のうちは、難しい問題を一問解くのではなく、実力に見合った問題を無理なく解ける数だけ用意するのがポイントです。
最後まで勉強ができた!という成功体験や達成感で、明日も続きをやろうという気持ちを生み出します。
解いた問題の量や勉強をした日などはカレンダーに印をつけて可視化することで、こんなにやったんだ!と自信につながります。
好きなものは誰に言われなくてもやりたいと思うのが、人間であれば当然のこと。
「勉強が好き」になると、自ら進んで学ぶ子になっていきます。
低学年のうちは問題の正否よりも、自分からやりたくなる環境づくりを意識することが重要です。