【生活】危ないからやめて!を言わないために大人が出来ること
小さなお子さんは大人が考えもしないような動きや遊び方をして、時にひやっとすることも。
思わず「危ないからやめて!」と声をかけることもありますよね。
しかし子どもの”やってみたい”は出来るだけ止めること無くやらせてあげたいものです。
子どもが自由に遊ぶことを制限しないために、大人が出来る環境づくりとは?
物を投げる、落とす!
0〜3歳頃までのお子さんは、物をバンバンと叩く、落とす、時に投げたりすることもあります。
これは全て”正しい遊び方”という概念がなく、面白そうだからやっている遊びのひとつ。
手指の力がついてきた証拠でもあります。
物を大切にするべきだということは大きくなるにつれ理解していくので、まずは周りのお友達にぶつかりそうな時には危ないことだと注意し、物を投げると壊れてしまうかもしれないことを伝えましょう。
その上でおもちゃは耐久性が強いものを与えてあげ、危険がないように見守ってあげると良いでしょう。
口に物を入れてしまう!
なんでも口に入れてしまうのは、物の形や素材の感触を確かめている時期だから。
脳にとても刺激を与えてくれる行動です。
まずは飲み込んでしまいそうな大きさではないか、小さなパーツは無いか、口に入れても安心な素材かを確認し、渡して大丈夫そうであればどれだけ口に入れても止めずにいてあげましょう!
誤飲や成分に危険がなければ、清潔な状態にして口に入れても大丈夫です。
高いところに登る・飛び降りる!
子どもは何故か高いところが大好き。
自分の力で歩けるようになった1歳すぎから、両足でジャンプが出来るようになる2歳頃は特に、家でも外でも高いところに登り飛び降りる!を繰り返して遊ぶようになります。
大人は見ていてひやひやしてしまいますが、本人の身体能力が高まってきた証拠でもあります。
室内であれば飛び降りた先にクッションや柔らかいものを置いて怪我が無いようにする・周りにぶつかりそうなものがないか確認して環境を整えてあげるだけでかなり安全に近づきます。
子ども達はこうした遊びを繰り返すことで、運動神経、バランス力を養っていきます。
本人が「面白い」と思える玩具や遊びを、発達に見合った形で危険がないように環境を整えてあげることが子どもの自由な遊びを制限しないための方法です。
親はまず遊びの中で危険性のあることは何かを考え、その危険を取り除くために子どもにやめさせるのではなく、危険な部分がなくなるよう環境自体を整えてあげましょう。