【健康】赤ちゃんの予防接種の基礎知識・準備すべきものとは?
生後1ヶ月を過ぎたところから、赤ちゃんの定期予防接種というものが始まります。
1歳になるまでは毎月のように予防接種を受けることとなり、その回数や種類も様々。
小児科に通う回数もとても多くなるため、まずは予防接種の基礎知識と事前準備について知っておきましょう。
定期・任意予防接種の違いとは?
予防接種には「定期接種」と「任意接種」2種類があります。定期接種は法律で定められ、出来るだけ受けるべきとされている感染症へのもので原則無料で受けられます。
これとは逆に、任意接種とは個人の意思で受ける有料の予防接種。
かかる病院により費用も少しずつ異なるのが現状です。
ご家族の意向で受けない選択をされる方ももちろんいますが、中には罹患し重症化すると危険な可能性のある病気も。
有料だから、任意だからと安易に受けない選択をするのではなく、お子さんの体質も含めしっかりと考えた上で接種をするかどうか考えましょう。
ワクチンの種類は?
予防接種を受けに行くと、「生ワクチン」「不活化ワクチン」などの種類を耳にすることがあります。
「生ワクチン」とは、生きた病原体の毒性を弱めた状態で混入し接種するワクチンのこと。
このため副反応が出る可能性も他のものに比べ少し高いとも言われています。
生ワクチンの場合は27日以上の日数を空けなければ次の予防接種を打つことはできないため、次回予約をする際にはしっかりとその間隔が空いているかチェックする必要があります。
「不活化ワクチン」とは、病原体そのものではなく必要な成分のみを取り出して接種するもの。
これにより、免疫細胞をしっかりと作っていくために複数回のワクチン接種が必要となるものが多いです。
予防接種の準備で必要なこと
予防接種には何度も足を運ぶことになるため、かかりつけ医として自宅の近くの小児科などを探しておきましょう。
接種前には地域から事前に自宅に届く予診表を記入し提出することとなるため、自宅で内容を確認し記入してから持参するとスムーズです。
そのほかに健康保険証・母子健康手帳・オムツ・お尻ふきなども忘れずに用意していきましょう。
予防接種は肩に打つことが多いため、さっと脱ぎ着できるものや、肩が出るロンパースなどを下着に着せてあげておくとスムーズです。
吐き戻しなどを防ぐため予防接種30分前までに最後の授乳を済ませておくことを推奨している病院も多いです。
また接種後には重い副反応が出る可能性のある15〜30分は院内で過ごすこととなり、あまりに激しい運動は避けるように言われるため、こうしたことを事前に想定した上で予約の時間や前後のスケジュールを決めることをおすすめします。
赤ちゃんが初めての予防接種で頑張っている姿にはついウルウルしてしまったという声もよく聞きます。
子どもの健康のためだからこそ、何度も通うことになる予防接種。
まずはその基本を知って、しっかりと最後まで受けられるよう準備していきましょう。