【絵本】梅雨に読みたい、雨の日がもっと楽しくなる絵本4選
梅雨がやってくると、毎日雨ばかりで外で遊べず気持ちが沈む…というお子さんも少なくありません。
でも実は、お外では雨の日にしか見られない発見が沢山……!
雨の音や、水たまり、お気に入りの傘や雨宿りをしている虫たちを覗くことが出来る雨の絵本の世界。
もともと雨が好きなお子さんにはもちろん、お外に行けなくてつまらないというお子さんにも楽しめるおすすめの数冊をご紹介します。
あめ ぽぽぽ/作ひがしなおこ・絵きうちたつろう
ある雨の日、公園にママといっしょに出かけたぼくが出逢う雨の音。ぽぽぽ、さあさあ、ぴとぴと、きらきら…とリズミカルな言葉が光ります。
よく見ると雨粒にもひとつひとつ表情があり、様々な雨が語りかけて来てくれる絵本。
その音はとても心地よく、傘を持って外に出たとき、親子で耳をすましてみたくなる絵本です。
おさんぽ おさんぽ/作ひろのたかこ
雨が上がり、長靴を履いておさんぽに出かけよう!”ようく”地面を眺めてみると、そこにはカエルやカタツムリ、濡れている草花たちや大きな水たまり。
片足をバシャ、両足でバシャバシャ、思わず飛び込みたくなる水たまりの絵と音のひびきが子どもも大人も楽しめます。
もうすぐ雨が上がった時を楽しみに読むことが出来る絵本です。
あめふりくまのこ/詩: 鶴見 正夫 絵: 高見 八重子
「あめふりくまのこ♪」と誰しもが一度は聞いたことがある歌が絵本となったもの。詩に合わせた物語が繰り広げられていきます。
歌を先に知っているお子さんなら、文字がわからなくても一人読みができる作品です。
普通に読むのはもちろん、歌いながらページをめくっていくのも楽しく、普段絵本にあまり興味を示さないお子さんでも夢中になって読むことが出来るかもしれません。
あめかっぱ/むらかみ さおり
お留守番をするはずだったなおちゃんのおうちにピンポーン!とやってきた”かっぱ”。
ママは「かっぱさんとお留守番しててね」と言って出かけていきます。
「あめなのに?」「あめだから!」と雨の日のピクニックに出かけた二人が行った先は…?
かっぱさんが案内してくれた素敵な雨の日のお出かけは、読んでいるだけでもわくわくしてきます。
想像力がふくらむファンタジーと美しい絵が、しっとりと強く雨の日を印象付けてくれる絵本です。
絵本の世界が教えてくれる「雨」は素敵な発見ばかり。
今窓の外で降っている雨の音や濡れた地面によって物語がさらに現実に近く感じられ、いつもよりもっとわくわくした気持ちになれるはずです。
雨が多いこの季節だからこそ、自然の世界や雨そのものを楽しむきっかけとなる絵本を読んでみてはいかがでしょうか。