【生活】虫好き親子必見!カブトムシの基本の育て方
夏休み、昆虫好きのお子さんにとって嬉しいのがカブトムシやクワガタ、セミなど夏ならではの虫に出会えること。
カブトムシを捕まえたときに上手に育てることが出来れば卵から幼虫が生まれ、また一年後には成虫のカブトムシに出会うことができます。
カブトムシを飼うと決めたときに用意するべきもの・上手な育て方とは?
カブトムシ飼育に必要なもの
初めてカブトムシを育てる場合、以下のものを用意しておきましょう。
・飼育ケージ(中〜大きめ)
・昆虫ゼリー
・昆虫育成マット(枯葉などを混ぜた専用土)
・霧吹き
・おがくずや登り木
カブトムシ飼育は難しいと思う方もいるかもしれませんが、これだけあればまずはOK。
飼育ケースに水分を含ませたマットを敷き、おがくずや登り木で転倒を防止してあげます。
あとは餌として昆虫ゼリーをあげることと、マットの乾燥を防ぐために時々霧吹きをしてあげることが重要です。
マットは少なくなってきたり、糞が溜まってきたら交換追加して対応しましょう。
オスメスをペアにして繁殖させる際には、孵化させた後の幼虫が過ごしやすいようケージの6〜7割までマットを入れてあげる必要があります。
繁殖させるカブトムシ、そうではないカブトムシによってマットの量は変わってきます。
育てる上で注意すべきこと
・温度管理
カブトムシは実は温度に敏感な生き物です。夏の日中は日差しを避けて土の中で過ごし、夜になると木の上に登る生き物であり、暑すぎても寒すぎても弱ってしまいます。日中は出来るだけ日陰で過ごさせてあげましょう。
・喧嘩に注意
カブトムシのオス同士は同じケージにいると喧嘩しやすく、体力を消耗したり傷つけ合ってしまうため、一つのケージの中で沢山のカブトムシを飼うことはおすすめ出来ません。一つのケージでは可能な限り、オスメスをペアにした2匹までか多くとも3〜4匹の飼育にとどめてあげると良いでしょう。
・転倒しない工夫を
カブトムシがひっくり返ってしまいなかなか起きれない姿を見たことがある方も多いかもしれません。転倒してしまうと元に戻るためジタバタと手足を動かしますが、これが体力を消耗してしまう原因にも。弱って元気がなくなってしまうことを防ぐためには、転倒しないよう登り木など天然の木の枝を入れておくことが大切です。
・マットは乾燥厳禁
ケージに敷く専用のマットは湿気を持っている方がカブトムシにとっては過ごしやすく、卵の生育にも良い環境となります。土が乾いてきていると感じたら霧吹きなどを利用して水分を与えてあげましょう。土をギュッと掴んだ時に団子の形が保てるくらいの水分量が理想的だとされています。
虫好きのお子さんにとってカブトムシ飼育は憧れです。
はじめての飼育時には戸惑うこともありますが、環境さえ整えてあげられれば難しいことはなく育てることが出来るので安心してください。
しかし場所によっては虫の持ち出しが禁止となっている公園などもあるためキャッチ&リリースの考えも持っておきつつ、大事に育ててあげられそうな時には是非お子さんと一緒に飼育をしてみてくださいね。