【健康】秋に要注意!子どもの秋アレルギー対策とは
実は、秋は様々なアレルギーに注意が必要だと知っていますか?
気温や気候の変化で身体や肌が敏感になっているだけでなく、秋花粉と呼ばれる様々な樹木の影響により、アレルギーを起こす方が多いと言われています。
なんだか鼻がムズムズする、子どものくしゃみが止まらない、いつも目をこすっている…という時には要注意です!
秋のアレルギーの原因は?
花粉症のイメージを春に持つ方も多いですが、実は秋花粉もアレルギーの大きな原因です。
8〜10月には、イネ・ブタクサ・ヨモギ・セイタカアワダチソウ・カナムグラといった植物の花粉が多く発生します。
花粉アレルギーに関しては個々の体質による影響が大きく、身体の許容量を超えてしまうと幼いお子さんでも発症してしまいます。
幼児の食物アレルギーは年齢を重ねるうちに軽減されるケースもあるといわれますが、花粉アレルギーは自然治癒するものではありません。
さらに秋は季節柄、夏に繁殖したダニの死骸や衣替えにより押入れから出してきた荷物のホコリを吸ってしまうことも。
乾燥が進んでいくと同時に急激に気温が下がるため、子どもの身体にとっては負担が大きい季節だとも言えるのです。
これはアレルギー?と感じたら
子どものアレルギー症状は大人と少し異なり、風邪と似ていて分かりにくいところがあります。
アレルギーだと分かりやすいくしゃみや鼻水のような症状だけでなく、鼻が詰まっているだけ・軽い風邪のような鼻水だけの場合や、目が赤くなったり痒がったり。
どれか一つだけのケースも複数の症状が一度に出るケースも、両方の可能性があり得ます。
判別が難しいため、少しでも本人が辛そうな場合には、一度アレルギー検査をしてみることで原因がわかるかもしれません。
重度のアレルギーの場合、目のこすりすぎや鼻のかみすぎで肌を痛めてしまったり、鼻水などの影響で中耳炎や他の合併症を引き起こしてしまう可能性も。
病院に行くことで抗アレルギー剤の処方を受けられ、その後も毎年秋のアレルギー時期に入る前に薬を準備しておくといった対応が可能になります。
重度の場合にはいずれレーザー治療や舌下免疫療法などの治療法を検討することもできるため、早めに検査をしてみることをおすすめします。
自宅でできるアレルギー対策
秋花粉アレルギーがあると分かったら自宅に入る前に服をパンパンと叩いてはらい、少しでも花粉を落としてから家に入る習慣を付けましょう。
帰宅後は真っ直ぐシャワーを浴びて着替えることで、服や髪・肌についた花粉を落とすことができるため、室内で快適に過ごせるようになるはずです。
ホコリやダニは頻繁に換気をするのが理想ですが、花粉が入ってくるのが困る!というご家庭では毎日掃除機をかけることを心がけると良いでしょう。
ブラシ型ヘッドの掃除機をかけると奥にいるホコリなどもかき出して掃除することができます。
さらに掃除機のあとに床やカーペットを水拭きすることで効果を高められます。
空気清浄機があるご家庭ではそちらも活用することでより空気が綺麗な空間で過ごせるでしょう。
秋は気候も自然環境も大きく変わり美しさを感じる反面、身体に不調を感じることも多い季節です。
事前に対処法を知り、子どもも大人も心地よく過ごせる時間となると良いですね。