【生活】登園渋りを防ぐ!夏休み終わりの時期に意識したい子どもとの関わり
楽しかった夏休みも終わりに近づき、間もなく新学期がはじまります。
夏休み明けにはお子さんが登園・登校を渋ることも実はよくあることですが、この”登園渋り”は夏休み終わり頃の過ごし方によっても防いでいくことができます。
何が原因で登園渋りが起こるのか?その対策法と合わせて考えていきます。
登園渋りの原因とは
新学期に登園渋りが起こる原因はいくつか考えられます。
約二か月という夏休み期間は子どもたちにとってはとても長く、その間家でゆっくりと過ごした居心地の良さから登園したあとの生活が不安になりがちです。
新学期は何をするのか、家族のもとを離れて一人で登園し友達や先生とどう接したらいいのかなどが見えないからというのも理由の一つ。
漠然とした不安感が土台となり、子どもの気持ちが揺らぐことから起こることが多いのです。
夏休み終わりの時期にできる予防策
夏休み終わりにはこうした漠然な不安を出来るだけ取り除き、園や学校生活に対して楽しい気持ちを持てるようにしてあげることが大切です。
新学期にはどんな楽しいことが待ってるか?親子で会話し、あと〇日で新学期!と具体的な見通しを持たせて心の準備をさせてあげるのも良いでしょう。
子どもが好きな事柄や仲の良いお友達の名前を出すなどイメージを膨らませてあげると、自然と楽しみな気持ちが子どもの中に沸いてきます。
また、夏休み中に夜更かしをしていて朝早く起きるのがつらいといったことも新学期がはじまってからの課題となるケースも多いです。
これを防ぐためにも夏休みの時期から出来るだけ生活リズムを整えておくと、新学期の朝の気だるい気持ちを少なくしていけるでしょう。
否定せず共感してあげること
実際に新学期が始まり登園や登校を嫌がってしまった場合には、まずその不安定な気持ちを受け止めてあげましょう。
「嫌なんだね」と言葉に出して共感してあげるだけでも子どもの気持ちが落ち着くかもしれません。
「おなかが痛い」「お着換えをしたくない」など伝えてくるときにはスキンシップをとりながら共感し、「いたいのいたいのとんでけ!」とお腹をさすってあげるのも良いでしょう。
小さいお子さんの場合には言葉で説明したり気持ちを伝えるのが難しく、ぐずぐずしたり身体に症状が現れるケースもよくあります。
そんなの大丈夫だから行きなさい!と強制するのではなく、不安な気持ちを受け止め解消することが出来ればまた自然と登園していけるようになるはずなので、子どもの気持ちを否定をせず共感してあげることが大切です。
生活がガラッと変わる長期休みのあとは、子どもは心身ともに不安定になるのも当然です。
まずは夏休み中から声かけや生活リズムを整えて、新学期を楽しみにできるような気持ちを持たせてあげること。
もしも実際にお子さんが登園渋りをしたときにも、そうした気持ちをまずは受け止めてあげてくださいね。