【教育】共働きでも無理なくできる、子どものひらがな学習法の基本
3~4歳ごろになると、そろそろひらがなの読み書きについて教えなければと思うご家庭も多いようです。
しかし共働きで平日はなかなか時間が取れないご家庭では、どうしたらひらがなを覚えられるのかと教え方に迷ってしまうことも。
忙しい共働き家庭でも無理なくできる、ひらがな学習のポイントと基本についてご紹介します。
小学校入学までの習得を目標にする家庭が多い
小学校に入学するとはじめの1ヶ月でひらがな全文字の読み書きを行う学習があるため、ひらがなの習得は小学校入学までを目安に目標とするご家庭が多くなっています。
もちろん入学のタイミングに全てを完璧にする必要はありませんが、学校での書き取りや他の授業でも当然文字を使用しての授業となるため、ある程度理解しておくとその後の学習でつまづくことが少なくなります。
一般的には3~4歳ごろになると文字への興味を持ちだし「これはなんて読むの?」と意欲的になる子が多くいます。
心身の発達により文字に対する興味が出る時期は個人差がありますが、本人が意欲的になったときが学習をはじめるきっかけの時期だといえるでしょう。
日常生活から文字に触れる習慣を
共働きのご家庭でも簡単にできるひらがな学習の第一歩としては、お風呂やトイレ・子ども部屋など普段必ず目に触れる場所にひらがな表を貼る・玩具として取り入れていくことがおすすめです。
平日の忙しい時間でもお風呂やトイレの時間は目に触れることができるため、親子で会話をしながら「これはなんて読む?」とクイズのように覚えていくのも◎。
おすすめは”文字”として覚えるのではなく、まずは”言葉”として触れること。
例えば「あめ」「あひる」「あり」など見て理解しやすいイラストとともに読んでいくと、共通する音と文字が徐々に頭の中でつながっていきます。
こうしたポスターや絵本・玩具が目に触れやすい位置にあることで、徐々に文字への認識が高まっていきます。
「読み」→「書き」の順番に、ノルマは作らない
ひらがなの習得にはついドリルを前にして「書いてみよう」としがちですが、まずは文字を見て読むことが出来るようになることが大切です。
この文字は何と読むかを理解したうえで真似して書いていく練習をします。
文字を書く練習をはじめた段階で大切になるのが「ノルマは作らない」ということです。
勉強となると、今日はドリル1枚!何文字書けるまで!など毎日の学習ノルマを設けたくなりますが、はじめのうちは一文字だけご家族と一緒に練習してみること。
そしてもっと書きたくなったら続けてやってみる、という方法がおすすめです。
興味を持てば持つほど自分で学習していく気持ちが育てられるため、ノルマやルールなどは設けずに楽しみながら取り組むことを第一に考えてみましょう。
共働きであっても、日常生活の中で文字に興味を持つような知育玩具の利用や声かけを行うことでひらがな習得への意欲を育てていくことができますよ。