【子育て】悩まされる子どもの癇癪、何が原因?どう対応する?
衝動的に怒りが爆発してしまい、大声で怒ったり泣きわめいてしまう癇癪。
道端でどうにもならずに泣いて寝転ぶ子どもを見かけることも少なくはありませんが、親としては悩ましいところです。
癇癪は未就学時期だけでなく小学校低学年頃まで起きるケースもあり、そこには様々な原因があるもの。
癇癪の原因だと考えられるものは何か、起こしてしまったときにはどう対応してあげればよいのか?考えてみましょう。
癇癪の原因とは?
子どもが起こす癇癪の原因としてよくあるのが、物事が自分の思う通りにいかないとき・要望が通らない、結果が納得いかないときなどです。
特に幼児期にはまだ心が未発達な状態で自分の気持ちを言葉で表現することも難しく、怒りの感情が爆発したときには癇癪が起こりやすくなります。
その他にも疲れや空腹・体調不良などが重なることで不快感が高まるときや、ストレスやフラストレーションが溜まる環境の変化なども原因要素の一つとなります。
また大人の注意を引きたい・もっと構ってほしいなどの気持ちの動きによっても見られるケースがあるでしょう。
癇癪を起こした子どもへの対応
子どもの成長過程の上では気持ちを処理しきれず癇癪を起してしまう子も少なくありません。
気持ちを言葉に出来るよう発達の上では大切な段階でもありますが、頻繁な癇癪や外出先での大声・騒ぎがあるとどうしたものかと悩んでしまうこともあって当然です。
そのために気持ちのコントロールができるような声かけ・サポートをしていきましょう。
癇癪のもとである怒りの心を鎮める・共感してあげるということが大切です。
どうしても付き添う保護者側もイライラやストレスを感じてしまいがちですが、そこで大人が怒ってしまうと子どもの気持ちも落ち着きません。
まずは冷静になって寄り添うことを意識してみましょう。
気持ちの代弁・クールダウンを意識すること
癇癪を起こしたとき、何が嫌で怒りの対象はどこにあるのか?を見てあげることが大切です。
言葉でうまく表現が出来ずに感情が爆発していることも多いため、理由が明確に分かる場合は「これが嫌だったよね」と共感してあげましょう。
共感だけではすぐに落ち着かないこともありますが、まずは気持ちを代弁してあげることが大切です。
また、一度気持ちを落ち着けるために場所を移動するのも一つの方法です。
癇癪を起している最中は自分の心がいっぱいで気持ちの切り替えが難しくなっています。
物理的に場所を移動してクールダウンさせることで注意を他のものに向けるなどして落ち着けていきましょう。
危険な時には安全第一の対応を
子どもにとって最も大切なことは安全であることです。
癇癪を起して制限がつかなくなっているとき、道端で車屋自転車が通る場所で動かなくなってしまったり、時には壁に頭を打ち付ける自傷行為に近い行為や、他人に手を出してしまうことも考えられます。
本来は冷静に癇癪が鎮まるまで待つというのが一番の行動ですが、危険を伴う場合には抱きかかえてでも場所を移動するなど安全を第一にした行動をとるよう意識しましょう。
子どもの癇癪はささいなきっかけで突然起こることも多いですが、子どもにとっては重要な感情の変化です。
できるだけ丁寧に冷静に関わってあげることが必要ですが、保護者の方のストレスにも繋がらないよう無理をしすぎないことが大切です。
保護者の方の一人の時間を持つ、ストレスを発散する方法を見つけるなどして対応していきましょう。
成長に応じて癇癪の頻度や度合いは少なくなることが多いですが、周囲の力も借りながら家族で乗り越えていけると良いですね。