家族の安全を考える、今考えておきたい地震対策
2018年6月18日に大阪府を襲った巨大地震。1週間以上経ってもなお、避難生活が続く方が大勢いらっしゃいます。
東日本大震災後、日本の防災意識は大きく高まりましたが、それでもなお実際の震災に直面すると混乱が起きてしまいます。
今回は特に小さな子どもがいる家庭で、家族の安全のために今見直しておきたい対策を考えます。
家の中での防災対策
・ 子どもの目線で部屋を見直しましょう
自宅でもしっかりと防災対策をしているという方でも、意外に見落としているのが自分より低いサイズの家具。
大人にとってはそこまでの大きさがなくとも、子どもの身長より大きい場合や重いものは倒れないよう工夫する等注意が必要です。
・ 防災グッズは定期的にアップデートを
お水や食料品などの基本的な防災グッズの賞味期限確認はもちろんですが、赤ちゃんがいる場合にはその月齢に沿った離乳食やオムツの用意も忘れずに。
せっかく用意していても使えなければ意味がありません。
数ヶ月で大きく成長する子どもの洋服・下着は、サイズアップする度に防災グッズ内の着替えもアップデートしていきましょう。
緊急時の家族のルールを作る
震災が起こる前に決めておきたいのが、家族間のルール。
最近ではSNSの普及により、昔に比べて安否の確認が取りやすくなっていますが、電子機器に頼るだけでは万が一の時に心配です。
子どもが通園・通学をしている場合にはまず迎えに行く必要があり、自宅を離れることも。
また自宅が火事や倒壊により入れなくなる可能性もあるため、家族が離ればなれになった時、連絡がどうしてもとれない場合に集合する場所を自宅以外に1つ決めておくと安心です。
もし地震がきたら?
まず身近で倒れそうなものから離れるというのはもちろんですが、照明や窓が割れて落ちて来る可能性もあるので要注意。
まずは身を守れる場所に避難し、揺れが落ち着いたら部屋のドアを開けて避難経路を確保しましょう。
料理中の場合には、ガスを切るのを忘れずに。
大きな揺れを感じたら、まずは自分で思うように動けない子どものことをしっかり抱きかかえましょう。
いつも通りの抱っこは親子両方の頭が丸出しになってしまうため、座った状態で子どもの頭を保護者の膝に乗せ、子どもの身体全体を覆うようにかぶさることで子どもの身体を守ることが出来ます。
また、地震が落ち着いたあとにもライフラインの確保が必要です。
食料の手配が難しくなる可能性を考え、ある程度の備蓄を常に用意しておくこと。
また、地震が起きて数時間で断水になることもあり、水が出るうちにお風呂にお湯を溜めておくと、様々な用途に使えます。
起きてからでは遅いのが震災対策です。
今だからこそ、家庭内でのルールや対策を見直して万が一のときに備えましょう。