園の先生にはどうやって送る?失礼にならない年賀状のたしなみ
年末が近づくと準備をしなければいけないと焦り出すのが年賀状。
最近ではSNS上などで済ませてしまうことも多くなりましたが、それでもお世話になった方・子どもの幼稚園や習い事の先生にはきちんと年始のご挨拶をしたいもの。
また、子どもにもきちんとした年賀状の書き方や風習を教えたいと考えるママも多いようです。
今回は、相手に合わせた年賀状の書き方やたしなみをおさらいします。
幼稚園・保育園の先生に年賀状は出す?
一年間お世話になった園の先生には、子どもが年賀状を書きたい!というケースもあるでしょう。
しかし”クラス名簿”として住所録が作られていた昔と違い、昨今は個人情報管理の問題で相手の住所を知らない場合がほとんど。
そこで【幼稚園や保育園の住所】宛に年賀状を送るというのがここ最近では一般的となっているようです。
もちろん年賀状は必ず出さなければならないわけではありませんが、旧年の御礼と新年のご挨拶として送る選択をした方が丁寧な印象は持たれるでしょう。
ただし先生が喪中だと分かっている場合や、園の方針として年賀状は控えるようお知らせが出ていることもあるため注意しましょう。
宛名はどうする?
園の住所に年賀状を送る場合、宛名には右から所在地・幼稚園名を書きます。
園長先生と顔見知りの場合や、園全体の先生に感謝を伝えたい時には「○○幼稚園御中」もしくは「○○幼稚園 園長先生・職員ご一同様」と書くのが良いでしょう。
担任の先生など特別に感謝を伝えたい方がいる際には、宛名を分けた年賀状を2〜3枚出すというご家庭もあるようです。
”敬称かぶり”のマナー違反に注意!
ここで注意したいのが、宛名書きの敬称について。以下は謝った敬称の書き方のため注意が必要です。
・○○幼稚園御中職員ご一同 様
・○○幼稚園 様
・○○先生 様
「様」とは個人につける敬称のため、団体である幼稚園に使用するのは間違いです。
また「先生」にはそれだけで敬意が含まれているため、「様」を重ねてつける必要はありません。
「御中」と「様」も同様に重ねて書くのはおかしな表現となってしまいます。
親子で一言ずつコメントを!
年賀状には印刷をした段階で、新年のご挨拶や旧年の御礼・カラフルな絵が描かれていることも多いですが、一言でも手書きでコメントを書き足すことでより気持ちが伝わります。
まだ字が書けない子なら簡単な絵を書くか、一緒にペンを持ってあげても良いでしょう。
親子で少しでも手を加えることで、心のこもったご挨拶が出来るはずです。