”加害者”になってしまう可能性も?!子どものための自転車保険って?
コロナ禍の今、公共交通機関の移動は避けたいと自転車や自家用車での移動が増えています。
子どもを乗せて一緒に走る電動自転車での移動では特に運転に気をつけているという保護者の方は多いでしょうが、幼稚園年長〜小学生頃になると自分で自転車に乗る子どもの事故も心配となります。
自転車トラブルは子どもが怪我をする可能性だけではなく、子どもが”加害者”となり相手や物を傷つけてしまうこともゼロではありません。
そんな時、備えておきたい自転車保険について知っておきましょう。
自転車購入時から、保険にも加入を!
加害者となってしまった場合には、「個人賠償責任保険」に加入していることが重要です。
近年では、自治体ごとに自転車保険への加入を条例で定めているところも増えてきました。
まずはお住まいの自治体での条例内容を調べ、対象となる保険に加入するようにします。
保険自体は月々1000円未満で入れるものも多く、自転車購入時に店頭での手続きで加入が出来ることも増えてきました。
その他ネットでの手続きなども可能ですが、いずれの方法にせよ自転車購入時には必ず保険に入っておくことをおすすめします。
保険の選び方は?
前述した通り、各自治体での条例をクリアする補償内容であることを大前提として、保険を検討する際には事故を起こしてしまった場合に補償される金額・カバーされる人数についてチェックしてみましょう。
最近では一括で家族全員の補償が行える保険も増えているため、自転車に乗るご家族が多い場合にはそちらもおすすめです。
個人賠償責任保険では、ロードサービスとして自転車のパンクや破損があった場合にも助けてくれるものや、自転車事故以外でも子どもが遊んでいる時に他人の物を壊してしまった場合などでも補償がおりるものなど様々な種類があります。
他の傷害保険や自動車保険に付加してつけることが出来たり、クレジットカードに元々付帯しているケースもあるため、まずは今家族が入っている保険について見直してみましょう。
日頃からの監督指導を徹底して
子どもが起こしてしまった事故というのは、親の監督責任を問われ裁判にまで発展するケースも少なくありません。
事故により子ども自身や相手の命に関わることがあるのはもちろんですが、それだけでなく裁判費用や相手の治療費など金銭の発生という負担も計り知れないでしょう。
自転車保険に入ることと同時に、日頃からお子さんへの交通ルールの徹底指導ももちろん重要です。
信号確認やスピードの出し過ぎなどへの注意はもちろんですが、図書館や公園など道路に隣接する施設の近くでの自転車の扱い方なども日頃から指導しておくことを忘れずに。
ふとした油断で人生が狂ってしまうことがある、というのは恐ろしいけれども現実にあるのだということをお子さんと話しておくことが大切です。
故意はなくとも誰しもが”加害者”となってしまう可能性がある時代、今出来る保険と対策を徹底しておきましょう。