自律神経を整えよう!赤ちゃんの夜泣きとの向き合い方
写真:https://www.photo-ac.com
おむつも変えた、授乳もした、それなのに抱っこしていても延々に泣いてしまう赤ちゃん。
色々な手を尽くしても夜中に泣き止まないのが「夜泣き」と呼ばれるもので、生後半年ごろから1歳半頃までによく見られます。
原因が分からずにずっと泣かれてしまうと、どこか具合が悪いの?と心配になってしまうこともありますよね。
その原因と対策について知り、赤ちゃんの夜泣きとの向き合い方を考えてみます。
夜泣きは睡眠リズムが整う過程で起こるもの
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夜泣きをする理由のひとつとして、まだ赤ちゃんの身体は睡眠リズムが整っておらず、昼夜の意識が薄いからということが挙げられます。
日中よく泣くのは”赤ちゃんなら当然”と思えても、夜たくさん泣いていると”夜泣き”と名前がついてしまうのは、大人には人間は本来夜眠るものだという意識があるから。
しかし赤ちゃんはまだ昼夜の判別がついていないことが多く、このため夜でも関係なく泣いてしまうことが多いのです。
小さいうちから日中はたくさん遊び、夜は部屋を暗くしてしっかりと眠れる環境を作る、というのも昼夜のリズムをつけるのに効果が高いとされています。
前頭葉の活性化を目指して
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人間の理性的な感情を保ち意思決定を行う「前頭葉」は、本能的な行動をすすめる「大脳辺縁系」よりも発達がゆっくり進んでいきます。
このため、子どもは”まだ遊びたいけど我慢して眠ろう”という気持ちよりも、まだ起きていたい!という本能的な感情が先行してしまいがち。
赤ちゃんの前頭葉は、スキンシップを多く取ったり、目を見て話し赤ちゃんの言葉に反応してあげることでも活性化されていくため、意識して行っていくのも良いでしょう。
自律神経を整えて睡眠力向上を
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赤ちゃんの睡眠環境は、規則正しい生活の中で体内時計を確立させることのほか、自律神経を整えてあげることでも向上されていきます。
自立神経が整っていれば、リラックスしてぐっすりと深い眠りにつくことが出来、心身の発達にも役立ちます。
自律神経を整えるには、身体面では腸内環境を整えてあげること・身体全体に血液をめぐらせあたためてあげること。
精神面では、ストレスを溜めず安心感を与えてあげることなどが有効とされています。
お腹や、手指・頭などの簡単なベビーマッサージは、末端まで血液を流し身体を温める・腸内環境を整える、スキンシップをとってあげることで安心感を与えてあげることなども出来るためとてもおすすめです。
質の良い睡眠を取れば取るほど自律神経を整えることにも役立っていくため、良い影響が循環していくことでしょう。
とはいえ子どもの夜泣きは一つだけの原因で起こるものではなく、なかなか改善しないで悩んでしまうケースもあるものです。
月日が経ち成長することで少しずつおさまっていくはずなので、ママ一人の心身を疲労させることがないよう、対策を取りつつ家族で協力し合って乗り越えていってくださいね。