【健康】増える子どもの近視!家庭で意識できる予防策
近年、外出を控え自宅で過ごす時間が増えている環境から、子どもたちの外遊びが減り自宅でのゲームやテレビの時間が増えています。
学習もリモート授業が増え、パソコンやタブレットの使用は必要不可欠な時代になりつつあるのが現実です。
そんな中、近視になってしまう子どもたちが増えているといいます。
家庭で意識できる予防や進行を防ぐ方法を知っておきましょう。
近視とは?
近視とは、近くのものは見えても遠くのものがぼやけて見えづらくなってしまう目の状態のこと。
画面を見るときや作業をする際に目が近すぎると近視の発症リスクを高めると言われています。
一度なってしまうと回復が難しく、発症年齢が早いほど将来的に強い近視になりやすくなってしまうため、早い段階で子どもの近視を発見し対処していくことが大切です。
近視の進行を防ぐポイントとは?
1.時間を決めて休憩を取る
近視の原因となりやすい画面を見る作業は、時間を決めて休憩を挟みながら行うようにしましょう。
30分見たら目を1分間閉じて休ませる、1時間見たら5分間休む、など家庭内でルールを決めタイマーなどを利用すると子どもも自分で目を休められます。
画面だけでなく文字を書くときや本を読む場合でも同じで、ものとの距離は30cm以上離すようにしましょう。
机にものを置いたら、子どもは椅子の奥まで腰掛けて背筋を伸ばして座ることで自然と距離が取れるようになります。
普段から「姿勢良く」を心がけるだけでも目の健康に繋がっていくことをお子さんに伝えてあげると分かりやすくおすすめです。
2.部屋を明るくする
部屋が暗いと自然とものは見づらくなり、目を近づけやすくなってしまいます。
暗い部屋で光る画面を見ると、画面の明かりが強く目に当たり、より疲れやすくなってしまうことも。
何かを見るときには部屋をきちんと明るくし、夜眠る前に暗いへやでタブレットを触ったり本を読むことは避けましょう。
小さいお子さんへの就寝前の読み聞かせでも部屋は明るくし、本を読み終わったタイミングで暗くすることで習慣をつけていきましょう。
3.屋外で過ごす時間をつくる
屋外で過ごす時間があることで自然と画面を見続けることを減らせるのはもちろんのことですが、太陽の光に含まれている「バイオレットライト」と呼ばれる可視光には近視を抑制する効果があるとされています。
遠くへ外出することが難しいときでも、近所をお散歩をしてみるだけで子どもの気分転換にもつながります。
現代の生活では、子どもの近視が増えてしまうのも当然と言えるような環境が多くあります。
だからこそ毎日過ごす中でも子どもの目の健康を守るために出来ることを家庭内でも意識的に取り組まなければならなくなってきています。
難しいことではなく、規則正しい生活習慣や姿勢を保つことで防げることが多くあるため、意識して子どもと一緒に取り組んでみてはいかがでしょうか。