【生活】子どもがゲーム機を欲しいと言ったら?知っておきたいメリット・デメリット
最近では未就学児のお子さんでもポータブルゲーム機を利用して遊んでいる姿を目にすることが増えてきました。
クリスマスシーズンのプレゼントには、ゲーム機をおねだりしたいと考えているお子さんも多いのではないでしょうか。
しかしゲームに対し「依存してしまう」「教育によくない」などネガティブなイメージを持つ保護者も少なくはありません。
子どもがゲームを欲しいと言い出したらどう対応する?
ゲームとの付き合い方やおすすめの使い方について、メリットデメリットを考えながらお伝えします。
ゲームは「悪」ではありません
前提として考えておきたいことは、子どもからゲームをしたいと言われるとなんとなくネガティブなイメージを持ってしまいがちですが、決して悪いことばかりではないことです。
子どもが「やりたい」という積極的な気持ちを持って取り組むことですから、集中力や記憶力を育むきっかけともなるとでしょう。
ゲームをしていると、例えばゴールを目指して問題を解決していく場面やレベルを上げるために課題をクリアしようと試行錯誤するシーンが度々訪れます。
これはゲーム以外の日常生活でも活かしていきたい考えやチャレンジ精神が身につくとも言えます。
ゲームには集中力・忍耐力・記憶力・注意力などを磨きクリアするために研究を重ねたり、自然と問題解決能力を身につけていける可能性を秘めています。
子どもにとって、「好きなものを夢中でやること」から自然と身につく体験は多いはずです。
ゲームをする上で注意したいこと
ゲームは単純に「悪」ではありませんが、小さなお子様が遊ぶ際にはやはり気をつけるべきポイントもあります。
ゲームの画面を長時間見続けることにより目が疲れ、近視や乱視などの視力低下を起こしかねません。
また毎日時間を気にせずゲームをやり続けることにより外遊びの機会が少なくなってしまった場合、体力の低下や心身の健康にも影響が出てくる可能性があります。
2022年には、ゲームに没頭するあまりに他の日常生活に支障が出てしまうことを「ゲーム障害」の病名としてWHOが正式に疾病認定をしています。
これはオンラインゲームの普及による影響も多く、人対人の対戦がある・チームを組んだゲーム内コミュニティがある・コレクション要素があるなどといったゲームではのめり込んでしまい発症してしまうケースもあるようです。
ゲームのことが頭から離れず、日常生活をおろそかにしてまでゲームに没頭してしまうというのは決して良い状態とは言えません。
特に子どもは自制心をはたらかせるのが難しく、ゲームとの関わり方はやはり保護者が注意して見てあげる必要があるでしょう。
ゲームをする上で親子で決めておきたいルールとは
ゲームと上手に付き合うためには、家庭でのルール作りはある程度必要だと言えるでしょう。
一方的に親が決めたことではなく、子どもと一緒に考えるのが大切です。
まずはゲームで遊ぶ時間・タイミングを話し合って決めましょう。
ゲームにのめり込みすぎることで健康にも影響があることを説明した上で、宿題を終えてから・夜は何時まで、など具体的なルールを決めていきます。
子ども自身が親から言われて強制されていることではなく「自分で決めたルール」だという認識を持つことで、当事者意識を持てるようにしてあげるのがポイントです。
ルール作り以外にもゲームよりも楽しそうな遊びや環境を作ってあげることで、丸一日ゲームばかりになるという状況は避けてあげるよう意識をしてあげると良いでしょう。
ゲームで遊ぶのは決して悪いことばかりではありません。
小学生になると学校の友人とゲームを通して一緒に遊んだりコミュニケーションの場となることも増えてきます。
頑なにゲームを禁止するのではなく上手な付き合い方を考え、子どもに良い影響をもたらすものとなると良いですね。