【教育】幼児の先取り学習、メリットとデメリットとは?
「先取り学習」というのは、年齢に沿った内容よりも少し進んだ段階の学びを習得していく学習法です。
勉強に力を入れたいご家庭では取り入れていることも多いですが、この方法には賛否両論の意見があるのが現状です。
幼児期の先取り学習のメリット・デメリットとはどんなところにあるのでしょうか。
幼児期の先取り学習の【メリット】とは
・学習内容をしっかり理解しやすい
自宅で先取り学習をしておくということは、小学校に入ってからの学びの中で「既に知っていること」を繰り返し学習することになります。
繰り返して取り組んでいくことで、改めて学習内容の確認をするため、内容をしっかり理解する・学びを定着させることに繋がっていきます。
・学校内の学びに余裕をもって取り組める
学校内の授業ではじめてのことを学んでいく場合、その基本を既に理解していることで気持ちに余裕を持って授業に取り組むことができるようになります。
集団授業の中では時に「分からない」と感じていても、その場ではなかなか伝えられない・分からないのにそのまま授業が進み、ついていけなくなるといった現象が起こることがあります。
「分からない」が増えてしまった時には学習ペースを取り戻すのが大変なケースや、自信の喪失にも繋がりかねないというところから、余裕を持った学びをしておくのは有効な方法だと言えるでしょう。
幼児期の先取り学習の【デメリット】とは
・学校の授業がつまらなく感じる/授業を聞かない
既に知っている話しをずっと聞いているというのは大人でもつまらないと感じることがあるでしょう。
難しい学習に取り組んでいるお子さんが、自分にとって簡単すぎる学校の授業を1時間聞き続けるのは苦痛になってしまうことも考えられます。
学校の授業に真面目に取り組まない、つまらないと感じるというのは一つのデメリットとなります。
・本人の許容量を超えて無理をしている可能性
先取り学習をするには自宅での学習時間が必要なのはもちろん、発達以上の理解能力や努力が求められることにもなるでしょう。
本人が楽しんで取り組める環境であれば問題ないものの、学習を苦痛に感じる・許容量を超えてしまうことには気をつけなければいけません。
勉強時間・理解の強要は避けてあげる必要があります。
先取り学習にはメリット・デメリットの両面があります。
何のために先取り学習をするのか?
本人が「楽しく」「自信のある学習環境」であることこそ、その後の人生に繋がっていくことを忘れずに取り組んでいきたいですね。