【生活】9月は防災の日!知っておきたい、被災時の子どもの心ケアとは
1923年に関東大震災が起こったことにより、毎年9月1日は防災の日として設定されています。
防災グッズを用意していても中身は頻繁に確認するものではないため、一年に一回9月には防災について見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
万が一被災した時には防災グッズの準備も大切ですが、避難生活の中での子どもたちの心のケアもとても大切です。
子どもたちが日常に戻れるまで、気にかけてあげたい心のケアとはどんなことなのでしょうか?
防災グッズに入れたい、子どもの心ケアアイテム
防災グッズを準備する中で、荷物を出来る限り少なくするという点を大人は重要視するかもしれません。
確かに重さを軽く移動できるということは被災時においてとても大切です。
しかし非日常が突然訪れて大切なものや人を失ってしまう可能性がある災害というのは、子どもたちの心にとってとてもダメージが大きいと言えるでしょう。
お子さんがいるご家庭では、防災グッズの中に少しでも子どもたちの心を癒せるものを入れておくのをおすすめします。
例えば賞味期限が長いスナックや、変形しづらいキャンディなどの好きなお菓子を忍ばせておくだけでも、糖分を摂り心が落ち着くかもしれません。
小さなぬいぐるみなどがあれば安心感に繋がり、折り紙やペンがあれば避難生活の中でも遊びを見つけられるでしょう。
かさばらずに持ち運べるもので普段の生活の時にも好んで使う・食べるものを少しでも用意しておいてあげるのがおすすめです。
避難グッズを工作で作る準備も
避難生活ではどのようなものが必要になるか、実際に生活をしてみないと分からないことも多いです。
ビニール袋や新聞紙を利用して作れるレインコート・コップ・スリッパなどの作り方を知っておくと、子どもと一緒に工作をしながらその場において必要なものを作れるかもしれません。
日常生活の中で一度親子で工作として作ってみると、体験として記憶に残り、避難生活の際にも役立つかもしれません。
防災グッズは親子で一緒に準備をしてみよう
自然災害は突然起こるもので、全く想像がつきません。
そこで毎年の防災グッズの見直しは親子で一緒にしてみるのがおすすめです。
子どもたちからは「これはなに?」「どういうときに使うもの?」という質問が飛び出すはずです。
”もしもこういうことが起こったら”を一緒に考え、そんな時はこれを使えば大丈夫!と事前に話しておくことで、いざというときに子どもたちは想像力をふくらませることが出来るはずです。
予想のできない天災による被災生活は、想像以上に過酷で長いものになる可能性が考えられます。
そんな被災地で未知の生活を目の当たりにしたとき、子どもに限らず大人も心が乱れてしまうことは多いにありえること。
そんな混乱を防ぐためにも、一年に一度は家族で防災を考え想像していく日を作ってみてはいかがでしょうか。