【健康】子どものSOSを見逃さない!心のケアのため保護者ができること
子どもたちは毎日の生活の中で様々な出来事や環境にぶつかりながら過ごしています。
まだ成熟していない子どもたちにとってストレスを受けたり辛いことがあると、子どもの心には大きな負担がかかり、心身に影響が出ることも考えられるでしょう。
子どもの心の変化をケアしていくため、保護者が出来ることを考えてみましょう。
子どもの変化に気が付こう
子どもがストレスを感じて心のバランスを崩しているとき、なんらかの変化が現れるはずです。
例えば学校や園に行きたくないと言う・攻撃的になる・好きなことでもやる気になれないなど、言動や行動に現れるケースや、食欲がない・睡眠がとれないなど体調に変化が出ることも。
まずは子どものこうした変化に気が付くことで、心のストレスが大きくならないうちに対応をしていくことが出来るでしょう。
そのためには普段から子どもの様子をしっかり見ておくことが大切です。
心や身体の変化を早期に発見することですぐに対応し、悪化を防ぐことができます。
子どもを肯定する態度と会話を
子どもの変化に気が付いたら、まずはそのストレスの原因となるものが何かを考えていきましょう。
どんな時に変化や行動が起きるのかを見る・子どもと対話をすることで本人を苦しめているものが何か見ていきます。
原因となるものへの対処を行うと同時に、子どもを肯定するコミュニケーションをとることが大切です。
親として子どもの味方であるということ、共感していることを伝えることで自分は一人ではないと安心感が生まれます。
子ども自身もそのストレスとどう向き合って良いかわからずに落ち込んだりイライラしていることもあるため、子どもをよく褒め肯定してあげることで沈んだ気持ちを落ち着かせてあげましょう。
学校や医療機関と連携したケアを
子どもが長く時間を過ごす学校や園との連携もとても大切です。
子どもの変化に気が付いた時には学校に相談して家庭以外での様子も知っていきましょう。
また、子どもの対応に悩んだ保護者自身が自分を責めたり落ち込んでしまうケースも少なくありません。
家庭だけで抱え込まずに学校やカウンセラーなどと一緒に対応していくことで様々な方向からのアプローチが出来ると同時に、早めの対応や症状の悪化を防げるかもしれません。
子どもは様々な感情の動きを知り、時には悲しみや落ち込んでしまう気持ちを持つのも成長過程の中で必要なことでもあります。
ネガティブな気持ちを持った時に近くにいる大人がどう対応をしてくれるかによっても、心の発達や人格形成にも繋がる可能性があります。
子どもの繊細な変化に早めに気が付き、見守っていくことで子どもの心のケアをしていけると良いですね。