子どもを迷子にしないために、考えておきたい防犯対策
この夏日本中で注目が集まったのが、2歳児が山中で迷子になった事件。
酷暑のなか、3日という時間が経過した後無事に保護され、子を持つ親なら誰もが胸を撫で下ろしたことと思います。
自然の中ではもちろん、”迷子”というのは小さな子どもを持つ親なら日常の中でも多いにある危険です。
遊び場で、スーパーで、一瞬眼を離した隙に子どもが見えなくなり、焦ったことがあるママも多いのではないでしょうか。
この事件をきっかけに、親子で”迷子対策”を考え直してみましょう。
子どもとの”約束事”を決めましょう
迷子になりやすい2〜5歳頃の子どもとは、まず対策としてきちんと親子間のルールを決めましょう。
遊び場なら範囲を決めて「ここから外に行く時は必ずママに話してね」と伝えておく、ママが用事を済ませているのを待っている時はその場から離れないこと、など。
小さい子どもではまだ上手に守れなくても、「伝えておく」ことは非常に重要です。
2〜5歳頃の子どもは、まだ自分の興味に一直線になり駆け出してしまうことがあっても当然です。
社会性を学びながら成長している最中のため、「もう分かっているかな?」と思っても毎回約束事を伝えることでしっかりと身についていきます。
慣れている場所でも一人にしないこと
photo : ペイレスイメージズ https://www.paylessimages.jp/
迷子が起こりやすいのは、慣れている場所や人が多い場所と言われています。
よく行くキッズスペースや自宅近くのお店などでは、ほんの少しの間なら大丈夫かという油断を招き、子どもから目を離す時間が増えたり、子どもを一人にしてしまうことが。
「誰かが見ていてくれている」という安心感は確証のないもので、そこに頼ってしまうと事故に繋がりかねないため注意が必要です。
子どもが多くいる場所は、逆に一見では誰がどの子の親かも分かりません。
最悪の場合、連れ去りが起こることもあるため、子どもを一人で遊ばせてその間に買い物に〜 なんていうことは絶対に止めるべきでしょう。
「子どもが親を見える位置」にいること
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子どもが元々いた場所から離れてしまう理由の一つに「ママやパパを探しに行く」ということがあります。
子どもの視野は大人が思う以上に狭く、「ママがいない!」と思ったら不安になり動き回って探しに回ることも。
親子間の約束事は上に挙げたことだけでなく、「もしママが見えなくても、必ず○○ちゃんのところに迎えに行くから、この場所から動かないでね」と伝えておくと良いでしょう。
迷子対策の大前提は”子どもを一人にしないこと””目を離さないこと”ですが、子どもはいずれだんだんと自立していくものです。
親子の約束事を決め、小さい子どもの安全を第一に見守りながら、一人でやってみたいこと、歩いてみたい気持ちも尊重してあげることで子どもの成長を支えてあげられると良いですね。