散らかり続ける部屋にはうんざり!お片づけ、子どもにどう働きかける?
片付けても片付けても、次に見るとまた部屋がおもちゃだらけ!という時、ありませんか?
遊んだものはお片づけしよう、というのは小さな頃から伝えていきたい習慣でもあり、幼稚園や保育園でも教えられることでしょう。
それでもなかなかお片づけが出来ないお子さんに、やる気を出せる働きかけ方をご紹介します。
「手伝うね」の一言で、主体的な感覚を
散らかった部屋を見ると思わず出てしまうのが「お片付けしなさい!」という一言。
しかし大人から怒られただけでは、子どもはなかなか自分で片付けられるようにはなりません。
「お片付けしなさい」よりも「お片付け手伝うね」と言ってあげるのがポイントです。
命令形で言われるのではなく、”手伝う”と表現されることで、お片づけをするのは自分だとまず捉えることが出来ます。
主役であることを感じて自分の果たすべき役割や仕事だと捉えることが、習慣化への第一歩です。
具体的に何をするか示してあげること
お片づけが出来ない子は、何からしていいか分からないケースも多いです。
この場合も「ちゃんと片付けて!」と言うのではなく、具体的に「まずは○○から片付けてみよう」「○○をお片付けする箱はどれ?」などと声をかけてみましょう。
“ちゃんと”という表現ではどうしたら良いかが分からず、何も行動が出来ないためにまた親は何故出来ないのかと怒ってしまう……という悪循環となりかねません。
何から始めたら良いのか、何をどこにしまうのかというのを示してあげ、またこれを繰り返していくことでお片づけのやり方を学んでいけるはずです。
出来たらとにかく褒める!を繰り返す
お片づけをしているときには、最後まで出来た瞬間だけでなく、その最中にも沢山褒めてあげましょう。
お片づけの進み具合を見て「まだ残ってるね」ではなく「とっても綺麗になってきたね!」「あと少しも出来そうだね!」と、まずは今出来ている部分を褒めてあげること。
そして伸ばしてあげることで嬉しい気持ちや自分で出来た自信がふくらみます。
また本人が「出来た」感覚を褒めてあげることはもちろん大切ですが、”誰かが喜んでくれる”ということも子どもにとっては嬉しい気持ちややる気を引き出してあげられるポイントです。
「お部屋がきれいになってママはとっても嬉しいな!」と伝えてあげると、ママに喜んでもらえるからと進んでお片づけをしてくれるケースも増えてきます。
小さい頃から身につけていきたいお片づけの習慣。
家にいるとどうしても部屋が散らかってしまいがちですが、根気よく働きかけてあげることでしっかりと身につけていけると良いですね。