何をあげる?食べ過ぎてない?幼児食”おやつ”の基本
母乳やミルクを卒業し離乳食から幼児食へ移行していくと、3回の食事の他に”おやつ”の時間をとり、栄養を補っていくこととなります。
幼児食としてのおやつって、どんなものをあげればいいの?量や回数は?
知っておきたい”幼児食おやつ”の基本をお伝えします!
おやつは「4回目の食事」
基本的に幼児食と呼ばれる期間は、約1〜5歳頃までの期間の食事のことを指します。
この頃の子どもの胃袋はまだ小さく、少しの食事量でもお腹いっぱいに感じてしまうことも。
このため、一日に必要なエネルギーや栄養をしっかりと摂取していくため”おやつ”の時間が必要だとされています。
大人の食べる”おやつ”といえば、スナック菓子やアイスクリームなどを想像する方も多いですが、幼児食の場合には栄養を補う「4回目の食事」としての位置におやつがあるのを覚えておきましょう。
1日1回、100〜200kcalを目安に
おやつは1日に1回、午後のお昼寝でエネルギーを消費したあとを目安に考えると良いでしょう。
おやつの量の基本としては、1日に必要な摂取カロリーの10〜15%程。1〜2歳で100〜150kcal、3〜5歳で120〜200kcal程度の量とされています。
栄養にはならないスナック類は避け、フルーツや炭水化物と飲み物等を組み合わせてメニューを考えてあげるのがおすすめです。
おやつの例:
バナナ1本(100kcal)、りんご半分(70kcal)、おにぎり1個(150kcal)、小さめのパンケーキ(150kcal)、クッキー3枚(100kcal)、100%フルーツジュース100cc(60kcal)、牛乳100cc(70kcal)など
摂りたい栄養、避けたい食品
おやつを用意する上では、糖分・脂肪分・塩分・添加物の摂り過ぎには気をつけましょう。
普段の生活でこれらを完全に避けることは難しく、通常の3食の食事からも摂取が十分にあるものなので、おやつの時間にこれらを摂りすぎてしまうのは避けた方が良いです。
特に甘いものに入っているマーガリンやショートニングなどのトランス脂肪酸、100%ではないフルーツジュースに含まれている糖分の多さにも注意が必要です。
タンパク質、鉄分、カルシウム、食物繊維などは普段の食事だけでは足りなくなりがちなので、こうしたおやつの時間に意識して取り入れてあげるのがおすすめ。
これらの栄養素配合を謳うクラッカーやウエハースなど、市販のおやつを取り入れてみるのも良いでしょう。
子ども達にとっては、おやつも大切なエネルギー補給の時間。
楽しく、美味しく、健康に成長出来るおやつを選んであげられると良いですね。