【幼稚園・保育園】登園用の服装選びのポイントとは?
保育園・幼稚園で私服登園の場合、入園前に登園用の服装をある程度揃えておく必要があります。
各園でのルールが細かく決められていることもありますが、暗黙の了解で「避けてほしい」と思われている服がある場合も。
お着替えセットなども含め事前に多めに用意することになるため、登園服の基本を知っておきましょう!
登園服の基本の考え方
登園服のルールとして基本のポイントとなるのは3つ。
「安全性」「活動のしやすさ」「着替えのしやすさ」という点が必ず意識されています。
家でマンツーマンに子どもを着替えをさせるだけでも大変ですが、園では1人の先生が複数人の子どもを見るわけですから、『これくらいなら、一人くらいなら……』という思考は避けるべきです。
3つのポイントに沿って登園服選びのポイントを見ていきましょう。
万が一の危険を考えた洋服選びを
園では多くのお子さんが生活しており、まず「安全」であることは第一条件です。
小さなボタンや装飾品が取れかかっているものは誤飲の可能性があるため絶対に避けましょう。
また、フード付きやひも付きの服はどこかに引っかかり首がしまることも考えられるため禁止している園も多いようです。
サイズに関しても、袖や裾が長過ぎると転んでしまいやすい・転んだ時に手をつけない、また食事の時にも袖が汚れやすく衛生的に良くありません。
少し大きめのものを用意したくなる気持ちも分かりますが、ぴったりのサイズのものを選びましょう。
子どもが思い切り遊べる服装とは
園生活では午前中から園庭や公園にお散歩して屋外活動を行うところが多いでしょう。
身体全体を使って遊ぶ子ども達は体温が上がりやすく、寒いからと厚着をさせていると大人の想像以上に汗をかいてしまうことも。
また教室ではハイハイの赤ちゃんたちや裸足で過ごす子ども達のために床暖房が付いている施設も多くあります。
下着は長袖や厚手のものを避け、また裏起毛素材なども避けたほうが良いでしょう。
ズボンは細身のものが好まれます。外遊びで走っていて転んでしまった時に足を守るためにも、夏でも薄手の長ズボンを着用させてあげると良いでしょう。
特にハイハイ時期のお子さんは床で足を痛めないよう膝下が隠れる服を選んであげる必要があります。
サルエル型やワイドパンツなどは可愛らしくても動きにくいため、登園着にはあまり向いていません。
スカートも引っかかってしまう可能性があるため禁止している園も多くあります。
大勢が着替えるからこそ、着脱のしやすさが重要
先生は一日に何人ものお子さんのお着替えを手伝います。
着替えに時間がかかってしまうとそこに付きっきりになってしまい、他のお子さんにトラブルが発生した時にすぐに対処出来ない可能性が出てきてしまいます。
「先生が大変だから」という理由はもちろんですが、子ども達の安全のためにも着脱のしやすさは意識して選ばなければなりません。
ボタンが多いものは大人も時間がかかり、一人で着替えられるようになった4〜5歳のお子さんでも難易度が高いです。
また1歳を過ぎて歩き出す頃には、着脱に時間がかかるロンパースタイプの下着も避けたほうが良いでしょう。
トイレトレーニングの最中にも、さっと脱げるものを選んでおかないとどうしても失敗が多くなりかねません。
園生活は親子でのお出かけとは違い、多くの子ども達が毎日生活する場所です。
3つのポイントを土台に、お子さんが毎日楽しく安全に過ごせる服装選びをしてあげてくださいね。