【生活】慣らし保育スタート!子どもをケアするため親が意識したいこととは
保育園に入園したとき、園に慣れるために行われる”慣らし保育”。
どの園でも短くて1週間から、0歳児など低月齢のお子さんは1ヶ月を目安に行われていきます。
はじめは1〜2時間の預かりから、徐々に時間を伸ばして保育園に慣れていきます。
保護者から初めて離れて集団生活を始めることもあり、慣れないうちはお子さんの心身ともに不安定になりがちです。
登園時に泣いてしまったり、うまくお昼寝が出来なかったり……そうした時に親が意識してあげたい子どものケアとは?
親が一番「前向きな気持ち」を心がけること
小さな子どもと初めて離れて生活をするのは、親も不安に思って当然です。
しかし親の気持ちというのは意識しないうちに表情や態度にも表れて自然と子どもに伝わってしまうもの。
保育園は楽しいところであること、両親と離れても必ずまたお迎えに来ること、安心していて大丈夫だということが子どもにしっかり伝わるよう、親がしっかりと前向きな気持ちでいることが大切です。
登園時も降園時も笑顔でいてあげることで、だんだんとお子さんの不安な気持ちも静まってゆくはずです。
送迎時には長居しないこと
慣らし保育期間は、特に朝の登園時に保護者と離れるのが嫌で泣いてしまうお子さんも多いものです。
号泣して登園を拒否する我が子を見ていると後ろ髪がひかれ、ついつい抱っこして長居をしてしまう親心はもちろん理解できますが、保育士にお子さんを預けたら出来るだけ早めに退散するのがおすすめです。
登園時に保護者が長くいればいるほど、このまま泣いていたらもしかして一緒に帰れるかも?と子どもながらに期待を抱いてしまうことも。
離れる時に寂しくて泣いてしまうのは仕方がないことで、保護者がその場を去ると意外とすぐに気持ちが切り替わり笑顔で遊ぶことが出来るお子さんも実際には多いものです。
子どもの変化を受け止めてあげること
環境の変化があるのだから、もちろん子どもの心にも変化があるものです。
慣らし保育期間には、夜泣きや後追いが激しくなるなど、子どもの不安感が様々な形で表れることがあります。
親としては「そんなに辛いならやめてあげたい」と思うこともあるかもしれませんが、これは環境に慣れるために子ども自身の心が成長していることでもあります。
一時的な変化で必ずおさまっていくため、そうした変化を見つけた時はしっかりと受け止めてあげることで対応してあげましょう。
いつもより触れ合う時間を増やしたりおおらかな気持ちで子どもの希望に応えてあげることで、不安定になっているお子さんはより安心できるはずです。
慣らし保育は初めての母子分離生活。親も子も不安になるのは仕方ありません。
子どもの心のケアをするためにも、まずは保護者の方がどんと構えていてくださいね。