【教育】自発性・思考力を伸ばす!モンテッソーリ教育の特徴とは?
幼稚園や保育園を探している中で、「モンテッソーリ教育」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
90年以上の歴史を持つ教育手法であるとともに最近でも大変人気の方針となっていますが、実際にはどんな教育のことをさすのでしょうか?
モンテッソーリ教育の基本と特徴をご紹介します。
モンテッソーリ教育の目的
モンテッソーリ教育は、イタリア初の女性医師であるマリア・モンテッソーリにより考案された、子どもを観察することで得た事実に基づき研究された科学的な教育法です。
目的として、『自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる』ことを挙げています。(※引用:日本モンテッソーリ教育総合研究所)
この目的を達成する土台として、子どもたちが自由で自発的な活動が出来ることを尊重した環境を設定しているのがモンテッソーリ教育となります。
実際にはどんな教育をする?
モンテッソーリ教育は、世界中で140以上もの施設で実践されていると言われています。
実際の教育現場では、子どもが自ら「やってみたい」と思うような教具が揃えられた中で、子ども自身が自由に教具を選び遊びながら学んでいく自由保育の形をとっています。
またモンテッソーリ教育を取り入れる多くの場所では、異なる年齢同士が同じ空間で過ごしていく縦割り保育(異年齢保育)の環境下で、子ども同士がお互いを見て学ぶこと・また年長の子どもが年下の手助けをしていくなどの関わり合いから成長していくことも大きいという考え方となっています。
その中で大人は子どもを見守る役目に徹底し、子どもの自発性や自立性を尊重した立ち位置でいることが大切だとされています。
モンテッソーリ教育を受けるメリット
期待される一番の効果は、子どもの個性を伸ばして過ごせることだとされています。
それぞれが無理せず自然体でいる中での発達段階や性格に合わせた教育が基本となり、子ども自身が興味があるものに毎日取り組んでいけるのがモンテッソーリ教育の特徴です。
得意なことはより得意に、また「好き」に囲まれ自身の選択を認められた生活は情緒の安定にもつながっていきます。
また異年齢同士の関わりの中で社会性を育みつつ、自ら取り組んでいく自発性や積極性、考え解決していこうという思考力などが育まれ、学ぶことが楽しいと思えるようになるのも特徴でしょう。
幼児期のお子さんにとって重要な要素が盛り込まれたモンテッソーリ教育は、幼稚園や保育園だけでなくもちろんご家庭でも実践が可能です。
教育の基本を意識した言葉のかけ方や子どもとの関わり合いを意識しながらお子さんを見守っていくことで、モンテッソーリ教育の考え方を取り入れていってみてはいかがでしょうか?