【生活】気になる子どものお友達作り、親はどう見守る?
入園・入学や進級で新しい環境に飛び込んだ子どもたち。
仲の良いお友達を作って沢山の経験と思い出を増やして欲しいと思うのが親心です。
しかし新しい環境に入って1ヶ月以上経ってもなかなかお友達が出来ていない、気が付くといつも一人でいる、知らない子がいると急に静かになってしまう、などと親から見ていると心配になってしまうことも。
とはいえお友達作りは子ども同士の問題でもあります。親としてはどう見守っていけば良いのでしょうか?
友達と楽しく遊べるようになるのは3〜4歳頃から
小さなお子さんの場合、はじめは親や保育者などの大人との関わりが基本となります。
身近な大人との信頼関係や安心感が土台にあった上で、同年齢の子どもに興味を持ち出すのが2歳頃。
お友達の遊びを見て真似したり、同じ空間で遊ぶのが楽しくなってきますが、まだまだやり取りは少ないことがほとんどです。
3歳が近くなるとようやく子ども達同士でのごっこ遊びなどが始まってゆきます。
この頃の子どもたちは「お友達を作る」という意識でいるわけではなく、顔を合わせることが多い幼稚園や保育園などのお友達の顔を認識し、遊ぶ時間が増えていくことで自然とお友達になっていけるはずです。
人見知りは焦らず、その子のペースを見守って
3歳を過ぎても人見知りが多かったり、他のお友達がいると保護者にべったりくっついて離れないお子さんなどは、お友達作りが難しいのかな?と感じてしまうかもしれません。
そんな時は親も焦らずその子のペースを見守ってあげましょう。
「ママやパパはここにいるから大丈夫」と伝わるよう近くで座っていてあげたり、手を繋いであげても良いでしょう。
他のお友達が遊んでいるのを遠くからじっと見ているだけでも、他者との関わりのはじめの一歩です。
その日のお子さんの調子に合わせて、見るだけにしていたい日はそれでも良いとペースを尊重してあげましょう。
初めての場所や人の前で強い緊張を持つのは大人でもあることです。
その日のお子さんが興味を持っていることを見つめ、その中から心を開くことが出来そうなタイミングがあれば「一緒にやってみる?」とサポートしてあげられると良いですね。
小学校は「好きなことが同じ」子と自然と友達になってゆく
小学校でのお友達作りの中で気になるのは、やはり入学してすぐのタイミング。
緊張しているお子さんも多く、また場合によっては既に幼稚園や保育園からのお友達同士が既に仲良しグループになっていることもあり親も子も不安に感じるのは当然です。
入学してしばらく経つのになかなかお友達の話をしないと心配になるご家庭もあるかもしれませんが、はじめの1ヶ月頃は短時間授業で休み時間がないことも多く、あまりお友達と自由にお話をしたり遊ぶ時間も少ないものです。
徐々に自由時間が増えていくことでお友達が出来てゆくのでもう少し見守っていてあげましょう。
それでも少し心配という場合や、本人が悩んでいる時には「好きなことが同じ」子を見つけてみるよう助言をしてあげても良いかもしれません。
共通の話題で本人からお友達に話しかけられそうなら挑戦してみたり、好きなものの習い事やチームに入れてあげると自然と話す機会が増えてゆきます。
学校だけではない場所での友達作りを親がサポートしてあげるのも一つの方法です。
どんな世代でもはじめはドキドキするお友達作り。
子どもの人間関係については心配することもあるかもしれません。
しかし子どもだからこそ自然とお友達が出来ていくのを見守り、時にサポートしていけると良いですね。