【教育】今日から自宅でできる、子どもの集中力を育てる方法
机に向かうとすぐに集中できなくなる、取り組んだドリルが何分たっても終わらない……と、子どもの集中力がすぐ切れてしまうことに悩んでいるご家庭も多いのではないでしょうか。
なかなか進まない課題に親子でイライラ、ただ時間だけが過ぎていくのではとてももったいないですよね。
子どもはどうしても長い時間同じことに取り組むのは難しいものですが、少しずつ集中力を身につけていけるよう自宅でできるトレーニング方法に取り組んでみてはいかがでしょうか?
集中するには「気持ちの切り替え」が重要
「さあ、今から集中しましょう!」と言われたところで出来るお子さんはなかなかいないものです。
子どもが集中して物事に取り組むには、気持ちの切り替えがとても大切です。
さっきまで遊んでいたお子さんが急に机に向かって問題を解くというのは難しいため、机に座ったら一度”気持ちの切り替えタイム”を作ってあげると良いでしょう。
国語をやるならはじめに短いお話の音読タイムを作ったり、算数であれば口頭での暗算や数遊びなど、ゲーム感覚でできるものを取り入れることでスムーズに勉強への気持ちを向けることができます。
一人で黙って取り組むのは難しいと感じるお子さんも多いため、声を出しながらできるものを設定すると良いでしょう。
無理せず出来る範囲で区切って取り組むこと
いざ問題に取り組み始めても、すぐに別のことに注意が向いてしまうお子さんも少なくありません。
そうした場合には、本人にとって一度に取り組む問題量が多くはないか見直してみましょう。
5ページが多いのであれば「まずは1ページだけでも一度に解いてみよう」と声をかけて少しずつ挑戦してみましょう。
まずは子どもにとって無理のない量を用意し、短い時間でもしっかり集中して取り組めたことを褒めてあげる、これを繰り返していくことで集中力は伸びてゆきます。
朝や寝る前などに5分だけ取り組むといった習慣を毎日少しずつでも繰り返していくことで、集中する感覚が分かり机に向かうことが苦痛ではなくなっていくはずです。
ダラダラせず、リフレッシュをすること
子どもの集中が切れているなと感じた時は「今日は絶対にここまでやりなさい!」と怒るのではなく、一旦中断しリフレッシュをさせてあげましょう。
やりたくない・やる気が出ない時に机に向かっていてもつまらない気持ちが増すばかりです。
イライラして勉強も進まずただ時間だけが過ぎていくくらいなら、一度休憩するという決断も必要です。
5〜10分間集中したらその都度5分休憩をするなど時間を区切って取り組むことで、結果的に学習効率をあげていくことにもつながるでしょう。
低学年までの子どもが集中できる時間は最大でも15分程度だとも言われています。
一つのことを長く行うのは難しいため、短い時間で区切って集中力を高めていくのがおすすめです。
それを繰り返していくことで年齢が上がるにつれて時間が長くなっても集中力を切らさず取り組むことができるようになっていくでしょう。