【教育】リトミックってどんなことをするの?メリットとは?
小さなお子さんの習い事でよく耳にする「リトミック」。
最近では人気の習い事の一つにもなっていますが、実際にはどんなことをするのか知らないという声もよく聞きます。
音楽を楽しむといっても、ダンスやお遊戯とはどう違うの?と疑問に思う方も多いでしょう。
今回はリトミックの目的ややり方は、どんな能力が身につくのかという基礎知識をお伝えします。
リトミックとは「音楽を身体で感じる」ことによる学び
まずリトミックの具体的な手法は、音楽に合わせ歩く・走る・止まるといった基本動作から始まります。
音楽に合わせて身体を動かしていくことで基礎的能力を伸ばしていくのがリトミックの特徴です。
歌や楽器など「音楽の技術を学ぶ」ものとは違い「音楽を身体で感じる」ことを目的とし、音楽を通した様々な体験から子どもの能力を向上させていきます。
「聞く」「集中する」「身体を動かす」がセットになっている
リトミックを行う上で重要なのは、まず音楽を「聞く」という行為。
音楽に合わせて動いていくため、自然と集中して聞くという行動につながります。
はじめはゲームのように音楽に合わせていくため、子ども自身も自然と楽しんで取り組むことができます。
身体を動かす・止めるというのを繰り返すことで脳に刺激を与え、幼いお子さんでは難しいとされる行動の誘発と制御についてを身につけていくことができます。
「この音が聞こえたらこう動く・止まる」といったことを考えることで、今何をすべきかを判断していく力を伸ばすことにもつながります。
根本的な脳の発達を促すとともに、運動能力や判断能力を育てるのがリトミックの土台になっています。
リズム感・表現力を身につけ、コミュニケーション能力の向上にも
リトミックでは音楽に合わせた動きやリズム体操を行っていくことで、基本的なリズム感を身につけていけるのはもちろん、4歳ごろになると音楽に自分たちで動きを付けていくケースも。
お友達同士で話し合って動きを付けていくのは、この音がどんなイメージか?どんな動きが良いか?を考える表現力と、それを自分の言葉で伝えるコミュニケーション能力の両方が育っていくきっかけとなるでしょう。
楽しんで音楽に触れる中で、社会性や協調性を含んだコミュニケーションを経験していける機会だとも言えます。
最近では0歳児からでも体験することができるリトミック。
乳児期は親子の触れ合いから始まり、成長につれてお友達や先生とのコミュニケーションを通して音楽に触れ、のびのびとした形で様々な能力を伸ばしていけるきっかけになるとも言えるでしょう。
リトミックを通して楽しみながら、様々なことを学び身につけていけると良いですね。