【子育て】物を投げる!人をたたく!困ったイヤイヤ期ってどう対応したらいいの?
2~3歳のお子さんを育てる多くのご家庭でぶつかる壁の一つが【イヤイヤ期】です。
何かをきっかけにして、イヤイヤ!癇癪をおこしたり、物を投げる、人を叩いてしまうなど、対応に困ってしまう行動を起こすケースも少なくありません。
気持ちが先行してぶつかってくるイヤイヤ期、お子さんにはどう接してあげるのが良いのでしょうか?
イヤイヤ期の癇癪が起こる理由
2~3歳ごろのお子さんは、自分の世界や行動範囲が広がり様々なものに興味を持つようになります。
やってみたいことも増えていきますが、そうした自分の気持ちをまだ言葉で表現するのが難しい年齢でもあります。
やりたいことができない、自分の気持ちがうまく伝わらないときには、その怒りや悲しみも言葉で表現することが難しいため、癇癪のような形で現れるのがイヤイヤ期の特徴です。
感情表現の一つと捉えれば、どんなお子さんでもイヤイヤ期が訪れるのは自然なことでもありますね。
このため気持ちを汲み取ってあげること、やりたいことが出来ない理由があるのならそれを丁寧に伝えていくことが対応の糸口になります。
まずは子どもの気持ちに寄り添い、共感する
「何にでもイヤイヤする」と思いがちなイヤイヤ期ですが、大人にとってはささいなことであっても何かそのスイッチにはきっかけがあるはずです。
まずはお子さんが何に対して怒っているのか、嫌なことがあるのかを汲み取ってあげましょう。本人が言葉にするのが難しいなら、「〇〇がしたかったの?」「××が嫌だったの?」と大人が代わりに言葉にして表現をしてあげます。
原因が分かったら、まずは「そうだったんだね」「嫌だったね」と共感の言葉を伝えることで子どものやり場のない気持ちを受け止めてあげましょう。
忙しいときやぐずり続けている時には保護者の気持ちの余裕もなくなってしまいますが、気持ちが爆発している子どもに対して大人が怒っても伝わらず、何も解決しません。
まずは子どもの気持ちを落ち着かせてあげてから話をしていくのがおすすめです。
イヤイヤの原因を取り除く・説明する
癇癪を起している原因が分かったら、一緒に解決できることなら手助けをしてあげて、出来ないことであれば理由を説明して難しいことを伝えましょう。
まだ理解できないのでは?と思うことでも、様々な言葉を使って伝えていくことで子ども自身の言語の発達にも働きかけていきます。
「これがやりたかったんだね」と大人が言葉にしていくことで、次はこう伝えたらいいんだということがだんだんと身についていきます。
物を投げる・人を叩いてしまうときには
泣いてぐずぐずするだけではなく物や人に当たってしまうときには、それは良くないことだと伝えなければなりません。
まずは上記のように子どもの気持ちを落ち着かせてあげた後に「投げたらおもちゃがかわいそうだよ」「叩いたら痛いよ、いけないよ」ということをお話します。
何度もやってしまうことがあるかもしれませんが、根気よく伝え続けていきましょう。
この年齢では【投げたり叩くのはいけないこと】という概念自体が身についていないことも多いため、やってしまったときにはそれはいけないことだと教えてあげること、その後にはおもちゃを取りに行く・お友達にごめんねと伝えるなど保護者と一緒に行動して解決していくことが大切です。
やってはいけないことだと理解して自分の気持ちをコントロールして成長していけるようにサポートをしてあげましょう。
子どもが癇癪を起こしているとつい「やめなさい!」と大人も怒ってしまいがちですが、心が爆発しているときに怒ったとしても子どもには届かないことがほとんです。
大人も一旦落ち着いてお子さんの気持ちを整理してあげるのが一番の近道!
誰にでも起こりえる感情表現の一つなので、大きく構えて根気よく話をしてあげましょう。