【教育】夏休みの宿題はもうやった?読書感想文の書き方ポイントをおさえよう
夏休みの宿題で定番ともいえる”読書感想文”。本を読んで感想文を書いて!と突然言われても、何から書いたらいいの?というお子さんも多いものです。
原稿用紙一枚は400文字あり、低学年のお子さんははじめて長文に挑戦するケースもあるでしょう。
読書感想文はポイントさえ掴めば苦手意識なく書きやすくなります。まずは親子で書き方のコツを学んでみましょう。
読書感想文の構成を知ること
さあ読書感想文を書きましょう!と取り組んで、何も考えず書き出してしまうとどうしても文にまとまりがなくなってしまいます。
書き始める前に、文の構成をお子さんと確認しておきましょう。ポイントは、3つの流れから構成していくことです。
①本のあらすじを紹介する
②その中で感動したところや共感したところを書く
③その部分から考えた自分の意見を書く
この流れを意識するだけで、一つのまとまった文章が出来上がります。
親子で構成メモをつくろう
読書感想文に慣れていくには、低学年のうちは出来るだけ保護者のサポートが必要だと考えたほうが良いでしょう。
まずは親子で会話しながら上の構成を考えてメモにしていきます。
大切なのはそのあと文章にして本文を作っていくことなので、文字を書くのが遅い子であればこの時は保護者がメモ書きをしてあげることでも構いません。
口頭で話した後に文章化していくことで子どもも考えを整理しやすくなります。
低学年のうちは、本の中で面白かったことは何?と聞くと「なんとなくこのシーンが笑えた」といった本のあらすじとは関係ないシーンが出てくることもあるため、「感動した部分は?」「悲しかったところは?」と具体的に質問してあげましょう。
また、共感した部分などを取り上げるのも、そのあとの感想に繋がりやすくおすすめです。
未就学児には本を読んだあと感想を聞いてみよう
読書感想文といえば小学生以降が取り組んでいくイメージですが、未就学児のお子さんには絵本を読んだあとに毎回感想を聞いてみましょう。
本の理解度を親も知ることが出来、自分がどう感じたかを伝えるトレーニングにもなります。
低年齢のうちから本を読んだ後に感想を持つことを習慣づけていくと、後々の読書感想文に対して苦手意識が少なくなっていくはずです。
読解力と表現力を鍛える読書感想文
読書感想文を書くには、まずその物語を理解する必要があります。
おそらく構成を考えるときや、あらすじを文章化するときにその一冊の本を何度か繰り返し読んでいくことになるでしょう。
物語への理解を深め、自分はどんなことを感じたか考えていくことで読解力を高めていきます。
また、感じたことを文章化していくときにはどう書いたら相手に伝わるかを考え表現力も磨いていくきっかけとなるでしょう。