【健康】子どもの肌荒れに悩んだら知っておきたい、アトピー性皮膚炎の特徴
「赤ちゃん肌」と表現されるような子どもの肌はつるつるもちもちで、大人が憧れてしまうほど。
そんな子どもの肌が炎症を起こし荒れてしまったときには痒みや痛みもあり心配してしまいますよね。
繰り返してしまう肌荒れはアトピー性皮膚炎の疑いも。今回はアトピー性皮膚炎の特徴と、その他の肌荒れの原因といわれるものをご紹介します。
アトピー性皮膚炎の特徴とは?
アトピー性皮膚炎は、痒みをともなう身体の湿疹が繰り返し現れる肌荒れが特徴としてあげられます。
乳児期から学童期まで(0~12歳)の間に発症するケースが多く、乳児期には特に口の周りや耳・頭皮など顔を中心に症状が現れるケースが多いとされています。
学童期になると、ひじやひざや首の後ろ、手足や手首など関節部分に症状が現れることが多くなり、左右対称な位置に痒みが出ることがあるというのもアトピー性皮膚炎の特徴です。
痒みのある湿疹が長く続く場合には、まずは皮膚科を受診するのをおすすめします。
子どもの肌荒れの原因になりやすいものとは?
肌荒れに悩んだときにはまず皮膚科・小児科を受診するのが前提となりますが、子どもの生活の中で肌荒れの原因になりやすいものを取り除いてあげることも必要です。
肌荒れの原因としてよく考えられるのは、離乳食後の食べこぼしが口周りに残っているケース、汗をかいたとき、おむつかぶれ、虫刺されなどの搔きむしり、皮膚の乾燥などです。
まずは食べこぼしや汗などが皮膚に残らないよう肌の清潔を意識してあげましょう。
やわらかい濡れタオルなどでさっと拭いてあげるだけでも良いですが、既に肌荒れ症状がみられる時にはシャワーで流してあげることで肌を擦らずに負担を少なく出来るためおすすめです。
虫刺されがないよう事前に虫除けを利用する・日ごろから保湿をしっかり行うなど、肌荒れが起こる前の予防策も有効なため、肌が荒れやすい子どもの場合には生活習慣から気を付けてあげるとよいでしょう。
意外な肌荒れの原因も視野に入れて
病院を受診をした際でもなかなか肌荒れの原因が分からない場合も多くあるものです。
単純な乾燥や掻きむしりだけではなく、実は食べ物のアレルギーが原因となることや、お風呂でのシャンプーやボディソープが合っていない・流し残しがあった、なんていうことも。
花粉やペットアレルギー、ダニなどが影響しているかの制も考えられます。
まずは医師の指示に従い保湿剤・ステロイド薬などを取り入れながら、どんなタイミングで肌荒れがひどくなってしまうのかを観察していくことも大切です。
あまりに肌荒れが長引く場合には、一つずつ原因除去をして様子を見てみても良いでしょう。
子どもの肌荒れは本人にも家族にとっても早く治していきたいものです。
毎日の生活や住環境を整えつつ、医師の診断に基づき対応していけると良いですね。
参考:「アトピーの味方」https://www.maruho.co.jp/kanja/atopic/child/