【健康】日常生活に潜む危険!もしも子どもがヤケドをしたら?
小さなお子さんの何らかの事故でのケガは、日常生活の色々な場面で起こり得るものです。
もちろん常に注意を配りながら子どものことを見守っていても、突然の事故を起こしてしまう可能性はゼロにはできません。
その中でも火傷は意外に家庭内でも起こりやすいもの。
子どもはどんな場面で火傷をしやすい?もし火傷してしまったらどう対処する?というところを見ていきましょう。
子どもの火傷の原因とは?
子どもの火傷の原因として多く挙げられるのは、出来立ての味噌汁やスープ・ポットの熱湯などをこぼしてしまう、料理中に保護者の側に来て油が飛んでしまう、熱いフライパンなどに気が付かずに触れてしまう、熱いストーブに近づいてしまうなど、日常生活の中に多く潜んでいます。
またレジャー中のBBQや花火など火を使う場面などでも注意が必要。
キッチンなどにはキッズガードを作るなどして火を使う場所には近寄らないのが一番ですが、出来立てのスープなどを手がすべってこぼしてしまった、というケースは防ぐのが難しいうえに日常的に起こる可能性も高くなってきます。
まずは冷ました上で子どもの前に出すなど、出来るだけ火傷の原因になりそうなものは意識して取り除いてあげるのが前提です。
火傷をしてしまった時の応急処置は?
もしも火傷をしてしまったとき、まずは流水で冷やすのが一番の対処法です。
服などを着ている場合には無理に脱がせることで皮膚を傷つけてしまったり、時間がかかってしまうためそのまま濡らすのがおすすめです。
水圧は弱めかシャワーなどで皮膚への刺激をおさえながら最低10~20分はしっかりと冷やしていきましょう。
火傷での受診の目安
小さな火傷であれば冷やすだけで大丈夫と感じる大人も多いですが、子どもの皮膚は大人よりも薄く、想像以上に熱が深部まで届いている可能性も考えられます。
火傷をした部分の面積によって受診を考えましょう。
範囲が手のひらよりも大きい場合には冷やした後に出来るだけ早く受診するのが安心です。
火傷はその深さによって重症度が分けられており、皮膚の表面だけが赤くなった軽い火傷の場合は熱傷レベル1、表面に水疱が出来たり白くなってしまう場合にはさらに深い熱傷レベル2と判断されます。
レベル2以上の場合は必ず受診、レベル1の場合でも手のひらより広範囲にわたる場合には病院に行きましょう。
火傷は小さい傷でも痛みが強く、子どもにとってはなかなか我慢がしづらいものです。
まずは火傷の原因になりそうな要素には出来るだけ注意してあげること、起こってしまったときには応急処置と正しい通院を行うことが大切です。