【健康】大切な予防接種、子どもが前向きに受けられるようにするには?
乳幼児のお子さんにとって必須となる定期予防接種はもちろん、インフルエンザなどの感染症に向けた任意予防接種なども含め、注射を打つ機会は多くあるものです。
しかし注射というだけで怖がってしまう子、泣いてしまう子も少なくありません。
身体にとっては大切な予防接種、出来るだけ前向きに受けてもらうには親としてどう声をかけたら良いのでしょうか?
何のために、何をするのか、説明をしよう
予防接種は子どもたちの健康のために重要な役割を担っています。
まだ小さいうちは分からないこともあるかもしれませんが、それでも「病気にならないためにちっくん(注射)するのが大切なんだよ」と言葉で説明をしてあげましょう。
注射を打たないと病気になってしまってもっと痛いかもしれないから、すぐに終わるから今頑張ろうねと出来るだけ声をかけてあげます。
注射を題材にした絵本などを取り入れるのもおすすめです。
幼稚園入園後の年齢であれば少しずつ理解をしていき、怖い気持ちがありながらも注射を打つことは大切なことなんだと分かっていけるはずです。
嘘をついて注射を打つのはやめる
保護者がやってしまいがちなのが、注射を打つ前に恐怖心をあまり感じさせたくない・怖がって泣き騒いだときのケアが大変だからと注射を打つことを伝えないまま処置をしてしまうこと。
子どもにとっても、突然連れてこられた場所で急に痛い思いをするというのはトラウマになってしまいかねません。
事前に今日は注射を行うことを説明し、「何もしないから」「痛くないから」とごまかすのではなく「一瞬だけチクッとするけれどすぐに終わるよ」「ママやパパがついているから一緒に頑張ろう」と声をかけてあげましょう。
注射を行う瞬間は動いてしまうと危ないため子どもの腕をしっかりと押さえて固定する場面もありますが、「動くと危ないからぎゅっと押さえるね」と一言かけてあげることで無理矢理打たれている・拘束されているという気持ちを感じさせずに落ち着けてあげましょう。
終了後には沢山褒めてあげよう
健康に必要な注射をしっかりと頑張って受け入れ乗り越えることで、子ども本人としても自信へと繋がります。泣いて逃げ出す子もいるかもしれませんが、最後までしっかり終えられた時にはたっぷり褒めてあげましょう!
注射は打つまでが最も恐怖を感じるものですが、終わってしまえばケロッと何でもないようなことだったと分かるお子さんも多いです。
注射を頑張って受けられて偉かったね!お兄さん・お姉さんだね!と声を掛けてあげることで、回数を重ねるごとに前回はしっかり受けられたから大丈夫!と落ち着いて対応できるようになっていくはずです。
子どもにとって予防接種は大切なものですが、保護者にとっても注射を打ちに行くのはなかなか大変なものです。
成長につれて「注射なんて怖くない!」と思っていけるはずなので、是非お子さんにしっかりと説明をして親子で向き合ってみてくださいね。