お役立ち子育てコラム

写真：https://www.photo-ac.com

夏に流行のピークを迎え、子どもを中心に感染者が増える”三大夏風邪”。

暑さからくる食欲不振や自律神経の乱れから体調を崩しやすくなります。

どれも子どもだけでなく大人もうつる可能性があり、さらにウイルスの潜伏・排出期間も長いため注意が必要です。

６～８月にかけて最も流行しやすく感染力が強い３つの夏風邪をチェックしておきましょう。

子どもがかかりやすい三大夏風邪とは？

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・手足口病

手足口病は７月頃に感染のピークを迎える子どもに多い感染症です。

しかしまれに大人に感染した場合にはより重症で痛みが強く出るケースもあるものです。

特徴としては発熱は１～３日間でそこまで高くありませんが、手のひらや足・口の周りや喉に水泡のような発疹が現れます。

基本的には１習慣ほどで自然と治っていきますが、口の中や喉に出来た発疹がひどい場合には、その痛みにより食べ物や飲み物を受け付けなくなってしまうため脱水などには注意が必要です。

まれに脳炎などを伴う可能性もあるため、しっかりと体調の変化を見てあげましょう。

・ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナは３９℃以上の高熱が１～３日間続く感染症です。

発熱後には喉に水泡が多く現れ、赤く腫れるのが特徴です。

水疱がつぶれた後には潰瘍となり痛みが強く出るため、どうしても食事がとりづらくなるケースが多いと言われています。

解熱剤や粘膜保護の薬を処方してもらい、食べ物は出来るだけ喉ごしがよく刺激が少ないものを選びましょう。

ヘルパンギーナは喉や口からウイルスが排出されるため、回復後にもせきやくしゃみなどから感染しやすいです。

食べ物や飲み物を共用するのは避けたほうが良いでしょう。

・咽頭結膜熱(アデノウイルス)

咽頭結膜熱は３９℃前後の発熱が１週間近く続き、喉の痛み・目の充血・頭痛などを伴います。

手足口病・ヘルパンギーナと同様に喉の痛みがあることで食欲不振が長く続く可能性が出てきます。

目やにや目の痛みがひどい場合には点眼薬を処方されるケースもあるため、早めに受診をすることをおすすめします。

目やにや唾液からも感染しやすいため、ふき取ったタオルなどの扱いには注意をして家族と別のものを使うようにしましょう。

基本的な感染対策をしっかりと

子どもがかかりやすい三大夏風邪ですが、どれも基本的な感染対策が重要です。

しかし夏の暑い時期に子どもがマスクをつけるのは難しいことも多いため、咳エチケットや手洗いの徹底などを伝えていきましょう。

３つとも発症するまでの潜伏期間が長いことも特徴となるため、健康な日常生活の中でも油断をせずに対策をしていきます。

家族感染を防ぐため、夏場は特にタオルの共用などにも気を付けましょう。

どれも特効薬はなく対処療法となる三大夏風邪ですが、かかってしまうと高熱や痛みを伴うことも多いものです。

夏場は体力も失われやすいため、日々の生活の中での感染対策でしっかりと乗り切っていきましょう。