【教育】子どもと一緒に作ろう!年賀状の基本と書き方
12月に入ると年賀状準備にとりかかる方も多いのではないでしょうか。
近年ではメールやSNSで新年のご挨拶は終えてしまうという方もいますが、年賀状は日本の伝統文化の一つでもあるもの。
継続して出す・出さないは家庭の判断にはなりますが、その意味やマナーを小さいころから知っておくことは大切です。
今年は子どもと一緒に年賀状を作成して、学びを増やしてみませんか?
年賀状とはどんなもの?
子どもと一緒に作成する年賀状、まずは何故出すのか?どんな風習なのかを話しましょう。
年賀状とは、新年を無事に迎えられた喜びと日ごろの感謝・変わらぬお付き合いをお願いする年の初めのご挨拶です。
子どもには「今年もよろしくお願いします」ということを挨拶状として伝えるものと捉えてもらうと分かりやすいかもしれません。
この風習を知った上で、それではどんな相手に出すべきなのか・出したいと思う友人はいるのか?などを子どもと話し合ってみましょう。
年賀状に必要な要素を知る
年賀状には一般的にその構成に必要な要素というものが決められています。
①賀詞「あけましておめでとうございます」などの新年を祝う言葉
②本文「昨年は大変お世話になりました」などの感謝の言葉・「今年は〇〇を頑張りたいです」など今年の抱負
③結びの言葉「今年もよろしくお願いします」「今年も一緒に遊ぼうね」など挨拶の言葉
④年号・日付
昨年出したものなどを利用し、見本の年賀状を実際に手にしながらこれらを説明していくのがおすすめです。
細かいマナーも忘れずに
年賀状には構成の他、細かなマナーとされるものがあります。
具体的には以下に気を付けて書いてみるとよいでしょう。
・あいさつ文に句読点は入れないこと。「、」や「。」などは使わない
・言葉の重複に注意。「新年あけまして」は「新年」と「あけまして」が同じ意味になってしまう。
・賀詞は目上の人に使って良いものが限られている。「寿」「賀正」など短い賀詞は不適切。
子どもが間違ってしまったからといって怒る相手は少ないかと思いますが、基本的なマナーを知って取り組むというのがまずは大切です。
最後は親のチェックを忘れずに
年賀状の基本を知ることが出来たら、まずは作成をはじめてみましょう。
離れて暮らす祖父母などの親戚や仲の良い友人などであれば気負わず作ってみるのも気持ちが伝わる秘訣です。
まだうまく文字が書けないお子さんは、絵を書いたり名前だけ文字書きに挑戦してみても良いでしょう。
作成が出来たら、投函をする前に親のチェックを忘れずに!
きちんとマナーに沿った書き方ができているか、相手に失礼はないかなどを確認しておきましょう。
誰にどんな内容を書くのかを考えるのは子どもにとっても良い経験となるはずです。
是非今年は親子で取り組んでみてくださいね。