時間がなくても大丈夫!子どもが【自分でできた】 と成長するための一工夫
出来ることが増えて来ると、「何でも自分でやりたい」という子どもの主張も多くなるもの。
とはいえ、遊びや片付け、着替えや食事も本当に全てを子ども自身が行うと、どうしても時間がかかってしまいます。
ついママが手を出してしまうということもありますよね。
そんな時には子どもが「自分で出来た」を実感出来る一工夫を試してみてはいかがでしょうか。
「あと1歩」を作ってあげること
子どもが自分自身で何かに取り組もうとするとき、本当ならそれをずっと見守っていてあげたいのは当然ですが、実際のママの毎日は時間との戦い。
いつもゆっくりと子どもを待ち続けるのは現実的には難しいことも。
そんな時には子どもでも「あと1歩でできる」というところまでママがセットしてあげる工夫をしてみると、ママのイライラが消え、子どもの達成感を増やしてくれますよ。
自分で服を選びたい!
色や柄に好みが出て来ると、毎日のお洋服を自分で選びたがる子も。
気分に合わない柄は着ない、とお出かけ前にぐずってしまう。
かといって自分で選ばせてみると、お天気や気温に合わないハチャメチャな組み合わせなんてこともあるものです。
そんな時には、どちらを選んでも良い2枚の服を用意して「どちらがいい?」と聞いてみましょう。
選択肢を与えてあげることで、子どもが自分で選んだという実感が湧きます。
天気に合わせたお洋服をママが数枚用意して、それだけを箱の中に入れて選ばせるというのも1つの方法です。
自分で着替えをしたい!
ようやく洋服を選んだら、今度は「自分で着たい」という主張が。
そんな時には子どもが着やすい状態に服をセットして置いてあげましょう。
ズボンは裾をたくし上げて短くすれば足が通りやすくなります。
子どもでも楽に着替えが出来るようさりげなく手を加えておいてあげることで、自分で着替えられたと達成感を味わうことが出来ます。
自分で食事を運んで食べたい!
食事の時間になると、自分で料理を運びたい、フォークを使って食べたい、コップで飲みたい……と沢山の「自分でしたい」が出てきます。
こぼしたら大惨事!という料理の場合はつい手を出してしまいがちですが、そんな時は、こぼさない量・こぼれても片付けが手間取らない量を見極めて渡してあげましょう。
時間がなくても、いつかは自分一人で食事が出来るようになるには少しずつ練習することが大切です。
食べ物はあらかじめ自分で食べられる大きさにしておき、スープや飲み物は少量だけ入れておくようにすると、子ども一人でも上手に食べられますよ。
子どもの気持ちを尊重する一工夫を
忙しい毎日でも「自分で出来た」の積み重ねは、子どもにとって大切なこと。
子どもは達成感を味わい、挑戦してみることで少しずつ成長してゆきます。
子どもの1人でやりたいに、毎回全部付き合うのはなかなか大変なことですが、少しの工夫で子どもの気持ちを満たしてあげられると良いですね。