年に一度の”十五夜お月さま”で、子どもと一緒に季節を感じよう
“十五夜お月さま”、”お月見”というのはこの季節によく聞く言葉。
日本の秋を象徴するようなワードですが、その由来とは一体?
過ごし方や遊びを通して、子どもと一緒に秋を感じてみましょう!
一年で最も月が丸く美しく見える日
“十五夜”とは旧暦の8月15日頃、一年で一番月が美しい丸の満月になる日のことをいいます。(2018年は9月24日)
この頃は作物が多く採れる時期でもあり、美味しい食物を与えてくれてありがとう、これからも多くの実りがありますように、という感謝と願いをこめて月を見ながら神様にお供えをするのが”お月見”だといわれています。
元は中国から伝わってきた風習で、日本ではお団子やお餅・ススキや里芋などをお供えします。
日本では十五夜の次に美しい月が見られるという”十三夜”もあり(2018年は10月21日)、どちらか一方しかお祝いしないことを「片月見」と呼び縁起が悪いとされています。
子どもと楽しむ、秋の名月
屋外も過ごしやすい季節となり、”お月見”は色々な秋を感じるチャンス!子どもと一緒にこんな楽しみ方をしてみては?
・ススキ探しに出かける
お供え物ともされるススキは、8〜10月に見られるイネ科の植物。
公園や空き地などでも簡単に見つけることが出来ます。
公園にはこの時期、どんぐりや木の実が落ちていたり、様々な自然に沢山出逢えます。
酷暑の夏にはなかなか出来なかったお散歩をゆっくり楽しんでみると、多くの発見があることでしょう。
・お団子作りをしてみる
実は子どもでも簡単に手作りすることが出来るお団子。
白玉粉と上新粉などを混ぜても良いですが、最近では既にちょうど良い分量で調整された「だんご粉」として、もっと簡単に作れる粉末も販売されています。
水と一緒にこねたら丸く形をつくっていき、たっぷりのお湯でゆでるだけ!
粘度遊びの要領で小さな子でも一緒に楽しむことが出来、きなこやカボチャなどのトッピングを用意すれば自分だけのお団子が作れます。
もちろん出来上がったら、夜にお外で月を見上げながら食べてみてくださいね。
・お月見にちなんだオススメ絵本「おつきさま こんばんは」
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空に浮かぶ大きな月を見上げた赤ちゃんが、そのお月さまや横切る雲とお話しをするように描かれたこちらの作品。
月と空の色のコントラストが美しく、月の表情の変化や雲とのおしゃべりなど、夜空への想像が膨らみます。
言葉を話しはじめの小さなお子さんでも楽しむことが出来、思わず夜空の月をじっと見つめてみたくなるような物語。
この季節の読み聞かせにとてもおすすめの絵本です。
美しい夜空に出逢える”十五夜”を、是非子どもと一緒に楽しんでみてくださいね。