見直したい、赤ちゃんの快適な眠りを作る環境づくりとは?
赤ちゃんにとって、”睡眠”とは発育と情緒安定のために何よりも大切な時間です。
なかなか寝てくれない!夜泣きがひどい!といったママのお悩みもありますが、実は赤ちゃん自身も小さな身体で眠ろうと頑張っているのです。
赤ちゃんがより良質で快適な睡眠をとるために、見直したい環境づくりとは?
1日の半分以上眠って過ごす新生児期
産まれてすぐの赤ちゃんは眠っている時間がとても長く、2〜3時間おきに寝て起きてということを繰り返し、合計で1日に12時間以上もの時間を睡眠に費やします。
しかしママのお腹の中にいた頃とは違い、音・光・空気など全ての出来事が赤ちゃんにとっては刺激となっているため、脳がその刺激を敏感に感じ取り興奮してうまく眠りにつけないということも。
お腹の外の世界での眠りのリズムを整えていくこの時期、赤ちゃんが眠りにつくには生活音などの刺激が少ない暗く静かな場所であることであるというのが大切です。
赤ちゃんが自分で入眠できる環境を
夜中に赤ちゃんが泣いていると抱っこして寝かしつけるというご家庭はとても多いことでしょう。
抱くことで落ち着く赤ちゃんが多いのは、ママのお腹の中にいた頃と同じような体勢・温かさを感じることが多いからと言われています。
抱いて寝かしつけることはもちろん悪いことではありませんが、毎日毎日これを繰り返していると、ママの体力も持たず睡眠不足に……ということになりかねません。
これには抱いているのと同じような環境を作り出してあげることがポイント。
赤ちゃんの身体が自然と丸くカーブを描くような姿勢をとれるクッションは、授乳クッションとした使用した後にそのまま赤ちゃんを置いて寝かせてあげることも出来るのでとてもおすすめ。
心地よい体勢でいることで、赤ちゃんは一人でも上手に眠れるようになっていくはずです。
また赤ちゃんがうまく眠れない理由の一つとして、飲んだ母乳やミルクなどを未発達な消化器官がうまく処理出来ず、吐き戻してしまったりお腹が気持ち悪いといったことも挙げられます。
こうしたときには、背中に15°程度のゆるやかな傾斜をつけてあげることで胃の中のものが戻ってきてしまうことを防ぎ、赤ちゃんの苦しさを軽減してあげることが出来るでしょう。
赤ちゃんにとって睡眠はとても大切な時間。
少しの工夫で、赤ちゃん自身の入眠をうまくサポートすることが出来るようになります。
良い眠りにつくことで赤ちゃん自身の発育とママの休息にもつながるため、寝かしつけに悩むご家庭では是非環境を見直してみてくださいね。