心がけたい、『○○しなさい』と言わない育児
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一生懸命に子育てするあまり、つい子どもに「○○しなさい!」と怒ってしまうことはありませんか?
しかし子どもは「しなさい」と言われれば余計にやりたくなくなりますし、親だってイライラしたり怒るのは出来るだけ避けたいものです。
しかし教えるべきことや、やるべきことは伝えなければいけません。
「しなさい」と言わずに子どもに伝える方法とは?
自分で次の行動を考えさせる
子どもに何かを教えるとき、「しなさい」と言われたことに従うだけでは何故そうしなければならないのかずっと分からないままです。
「次はどうするんだっけ?」「○○のときは何て言うんだっけ?」などと声をかけ、自発的に次の行動や言葉が出るよう働きかけて挙げましょう。
そして、出来たら思い切り褒めてあげること。
自分自身で考える力をつけて繰り返し行動していくことで、「しなさい」と言わなければいけない場面は自然と少しずつ減っていくはずです。
子どもの憧れからイメージさせる
子どもの集中力が欠けていると感じた時には「しなさい」と言っても全く伝わらないことが多く、親のイライラもどんどん増えかねません。
そんな時には、子どもの気分を変えて興味をその対象に戻してあげましょう。
例えば食事がなかなか進まない時には「プリンセス、お食事ですよ」と声をかけてスプーンを口に運んであげたり、道でフラフラしていて危ないときには、「消防士さん、気をつけ!」とごっこ遊びのようにしてみると、いつもと違う反応が返ってくるかもしれません。
子どもが好きなものや憧がれ、イメージしやすいもので伝えることで楽しく行動出来るようになります。
子どもと一緒にやってみる
お友達と遊ぶようになると「ごめんね」や「貸して」を言わなければならない場面に遭遇しますが、子どもはなかなか言葉がでないことも。
言わなければいけないとは分かっていても、うまく伝えられず恥ずかしがってしまう子には「一緒に言ってみようか」ときっかけ作りをしてあげましょう。
そしてこれもまた、出来たらしっかりと褒めてあげること。
何度も一緒に繰り返すことでそういった場面に慣れていき、相手に話をするのは怖くない・声を出せば伝わる、ということが分かっていきます。
「○○しなさい」と言い続けるのは、親にとってもストレスが溜まります。
子ども自身が”何故そうすべきか”が分かるようになれば、成長につれて自分で行動が出来るようになっていきます。
楽しい雰囲気で子どもが次の行動を出来るよう、工夫してみることで毎日が変わるかもしれません。