おしゃべりのはじまり!赤ちゃんの喃語って?言葉を引き出す工夫とは
我が子とおしゃべり出来る日はいつなのかと心待ちにしている方も多いのではないでしょうか。
子どもはもちろん、はじめから言葉をしゃべれるわけではありません。
赤ちゃんは”喃語(なんご)”という、その時期特有の声の出し方をして話すことを覚えていきます。
発語、コミュニケーションの土台となる”喃語”とはどのようなものなのでしょうか?
”喃語”はおしゃべりのはじまり
喃語(※なんご)とは、赤ちゃんが単語を話す前の準備段階としての発音で、二音以上の音で構成される声のこと。
赤ちゃんをイメージさせる「ばぶばぶ」というのはまさに”喃語”のひとつであり、「んまんまんま」「あぶぶ」など、意味を伴わない言葉がほとんどです。
生後6ヶ月頃を過ぎると出るようになる子が多く、徐々に意味をともなう言葉を覚え、声をコミュニケーションとして使うようになっていきます。
つまり喃語はおしゃべりのはじまり。声を出して遊びながら、自分や周りの人が発した言葉が意味があるものだと捉えられるようになっていきます。
なかなか言葉が出ないときは?
言葉の発育というのは、身体や発達と同じで個人差が大きくあるものです。
なかなか言葉が出ないからといって他人と比べる必要はありません。
赤ちゃんが声を出すには、聴く力や喉の筋肉発達など、身体の成長も影響してきます。
またそれだけでなく、人と関わる中で【あやしてもらって嬉しい】【声が聞こえて楽しい】など感情を抱き社会性の基盤が整っていることも重要となります。
赤ちゃんの喃語がなかなか出ないと感じた時には、沢山話しかけて言葉のシャワーを浴びせてあげましょう。
自分の出した声や、周りの音を沢山聞くことで喃語は促されていきます。
また、誰かとコミュニケーションをとることは楽しい、もっと他者と関わりたいという気持ちを持つことで赤ちゃん自身が言葉を発したい気持ちが芽生えていきます。
赤ちゃんの言葉に応えてあげましょう
赤ちゃんの喃語がはじまったり、「あー」「うー」となどと声を出した時には「そうだね、楽しいね」などとその言葉に応えて話しかけてあげましょう。
赤ちゃんの気持ちを代弁してあげたり、興味を持ったものについて「ごはんがおいしいね」「わんわんが可愛いね」などと説明します。
そうすると赤ちゃんは”声を出す”ということで他者と関わりを持っていくということを体感してゆきます。
話しをするときには、ゆっくりと高めの声を意識して出してあげると赤ちゃんの興味をひき聞きやすくなります。
身振り手振りを加えたり、シンプルな一つの言葉を繰り返し言ってあげることで、赤ちゃんにとってさらに分かりやすくなるためおすすめです。
発語には個人差があるため、喃語が出ないからといって焦ることはありません。
赤ちゃんと多くのコミュニケーションをとったり話しかけてあげることで、親子で会話が出来る日を楽しみに、大切な時期を過ごしていって下さいね。