3歳過ぎたらやってみよう!健康な歯を保つための習慣とは
幼児食もしっかりと食べるようになり、スナック菓子やグミやチョコを食べはじめる子もいる3歳頃。
上下20本の歯も生え揃い、いよいよ本格的な虫歯防止のケアが必要となってきます。
子どもの頃から毎日の習慣として取り入れられる、いつまでも健康な歯を保つ習慣作りをはじめましょう!
「フッ素」ケアを積極的に
口腔ケアの中でもよく耳にする成分「フッ素」は、歯を強くしたり、虫歯予防の効果があることが分かっています。
初期の虫歯であれば再石灰化をして悪化を防いでくれることもあるため、日常のケアの中にもフッ素ケアを取り入れてゆくことをおすすめします。
はじめは上下の前歯が生え揃った1歳過ぎころの歯科検診などで、フッ素塗布をしてあげましょう。
その後も定期的にフッ素を塗ってあげることで効果が期待出来ます。
歯磨き粉はフッ素配合のものを選んだり、3〜4歳頃になったら、毎日の食後や歯みがきのあとにフッ素含有製品でブクブクうがいをする習慣をつけるのもおすすめです。
キシリトール製品を上手に使ってみよう
フッ素以外では「キシリトール」を使用するのもおすすめです。
キシリトールは虫歯菌が糖と間違えて取り入れてエサとしますが、結果として酸を作れないため虫歯菌の威力は弱まり次第に数を減らしていくことが出来ます。
キシリトールは甘みがあり子どもでも使いやすく、子ども用のラムネやキャンディなどに含まれている製品もあるため、子どもの糖分のとりすぎが気になったり甘いものを欲しがった時には活用してみましょう。
キシリトール入りのキャンディ、ガムなどはその甘みによって唾液の分泌も促進され、口腔内を浄化してくれる働きも期待出来ます。
定期的な歯科検診を
健康な歯を保つのに何よりも重要なのは、定期的な歯科検診です。
虫歯が出来てから通うのではなく、定期的に歯の状態をチェックしておくことで悪化を防ぐことも可能になります。
乳歯が虫歯になった場合には永久歯に比べて進行も早く、また虫歯が大きくなってしまった場合には治療の際に子どもへの負担や大変な労力がかかってしまいます。
また、ひどい虫歯の場合には歯並びや永久歯の色・質にまで影響を与えてしまうことも。
“いつか生え変わる歯だから”と甘くみることなく、きちんとケアをしてあげましょう。
かかりつけの歯科医をつくり定期的な検診の際にフッ素塗布を行ったり、歯磨きの仕方について子どもも一緒に指導を受けることで、大人になってもずっと健康な歯を保つ習慣を作っていけるはずです。