子どもの本音を引き出す!声のかけ方のポイントとは
子どもが5・6歳を過ぎる頃になってくると、学校での様子が知りたい!と思ってもなかなか話してくれなかったり、聞いてもいまいちよく分からなかったり……ということが出てきます。
時には子どもが意図的に本音を話してくれない、隠し事をすると悩んでしまうご家庭も少なくありません。
今回はそんな時に意識してほしい、子どもと本音で話し合うポイント、声のかけかたをご紹介します。
質問は具体的にしよう
幼稚園や小学校の様子を聞きたい時、使ってしまいがちなのが「今日はどうだった?」という抽象的な質問のしかたです。
どうと聞かれても子どもは「普通」「楽しかった」で会話が終わってしまうケースが多く見られます。
例えば「今日は誰と遊んだの?」「何で遊んだのが一番楽しかった?」など、YES/NOだけで応えられない質問を投げかけてみましょう。
それをきっかけとして、その日にあった出来事やどう感じたかなどを話してくれることも増えてきます。
一つ質問をしたら、最後まで答えを聞くこと
子どもに質問をすると、まだうまく文章をまとめられず長々と話していたり、その先どうなったか話しの結果が見えて来ることがあります。
そんな時に「○○だったんでしょ?」「●●って思ったんでしょ?」と決めつけるように結論を代弁してしまうのはやめましょう。
子どもが話しているときは、本人なりに自分の気持ちを整理して言葉にしようと頭を働かせています。
うなずいて相づちを打ちながら、子どもの話しを聞いているということを態度で示し、とにかく最後まで答えを聞くことを意識してみてください。
子どもがうまく話しをまとめられない時には「その時、どんな気持ちになったの?」と出来るだけ本人なりの言葉を引き出してあげましょう。
自分の気持ちを表現する練習を繰り返ししていくことで、本音で話すことや表現する方法を身につけていくことが出来ます。
どんなことでも「100%受け入れている」と表現してあげる
子どもが自分の本音を話したがらないとき、「うまく話せない」だけでなく「話したくない」というケースが少なからずあります。
話したら怒られるかもしれない、恥ずかしい、といったマイナスの気持ちが働いてしまうと、つい本音や実際の出来事を隠してしまうということも。
これには、子どもがした良いことだけでなく悪かったことも100%受け入れているという姿勢を見せてあげることが大切です。
もちろん、何かあったときに思わず叱ってしまうこともあるでしょう。
そんな時には一呼吸置いてからでも構わないので「そんな時もあると思う」「ママもそんなことがあったよ」「話してくれてありがとう」という気持ちを伝えてあげて下さい。
話しても分かってくれないと思わせるのでなく、マイナスなことでも受け入れてもらえている感覚を子どもが持てることで、本音で話しが出来る関係を築いていけるはずです。