【学習環境】集中しやすい机と椅子の選び方
入園・入学シーズンとなり、子ども達の環境も変わるこの時期。家庭での学習環境を整えるため、子ども用の机や椅子の購入を検討する方も多いことでしょう。
小学校生活が始まると宿題なども増え、家庭で勉強に取り組むスペースを確保してあげることは必要不可欠です。
しかし家庭学習はおもちゃやゲームなどの誘惑も多く、つい勉強をストップして遊んでしまう子も。
集中しやすい学習環境を作るためには、実は机や椅子の選び方も大切なポイントなんです。
まずはどこで勉強するのかを定めよう
子どもの机椅子を用意する前に、まずは自宅の中のどこを勉強スペースにするのかを決めましょう。
リビング学習は保護者の目が届きやすく、必要な時にはすぐにフォローが出来る利点があります。
逆に子ども部屋など部屋を決めて行う学習は「自分の力でやる」気持ちが高まり、新1年生の子にとってはお兄さん・お姉さん気分を盛り上げてやる気を上げてくれることも。
勉強と遊びのスイッチをうまく切り替えられるよう、子どもと話し合いながら場所を決めてみましょう。
机選びのポイント
家庭学習の場合は教科書やノートを大きく広げて取り組むことが多く、時に参考資料などで別のプリントや本を並べておくことも。
夏休みなどには自由研究で工作をしたり絵画を描く可能性もあるため、作業スペースを十分に取れる机を選びましょう。
小学生から始まる学生生活で長く同じ机が使えるよう、シンプルで丈夫なものを選ぶのもおすすめです。
机の上に物が沢山あるとどうしても気が散ってしまうため、収納付きの机を選び不要な物は必ずしまうというルールを作っても◎。
椅子選びのポイント
家庭学習をする上では、椅子によって集中力に大きく差が出ることも。
机と椅子の高さが合っているものを選ぶ必要がありますが、学生生活の間に50〜60cmも身長が伸びるという子も珍しくはありません。
正しい姿勢で学習が出来るよう、高さ調整が出来るものが良いでしょう。
背筋を伸ばし良い姿勢を保つことで、机に向かうストレスや疲れも軽減されます。
背中が着いて姿勢が安定し、足が床や足置きにしっかりとつくかどうかをチェックしましょう。
足が床につかずフラフラしていると遊んでしまったり、よそ見をしたりと集中力が下がりやすくなります。
また座面が回る椅子は子どもにとっては面白い遊びとなってしまうため、避けた方が良いでしょう。
家庭学習の土台である勉強スペース。
ついつい遊んでしまう子どもに困っている……というご家庭でも、きちんと環境を整えてあげることで集中力もアップしていくはずです。