【生活】焦らず進めるトイレトレーニングのはじめの一歩とは
トイレトレーニングをはじめやすい薄着の季節。
失敗しても洗濯する洋服の数が少なく、また来年度に入園を控えるお子さん達が余裕をもってトイレの準備をしていけることから、夏頃からのトイトレは大変おすすめです。
しかし急にトレーニングをはじめようと思っても何からしたら良いのか分からない、というご家庭も多いものです。
トイレは数日で急に出来るようになるものではありません。焦らずにまず進めたいはじめの一歩をご紹介します。
まずは「トイレ」の空間に慣れること
大人にとっては当たり前のことでも、まだ小さなお子さんは「トイレ」という存在が何かを知らないことも。
まずはトイレは用を足す場所だということを、絵本などで知らせて上げましょう。
音楽や絵などを使って教えてあげることで、イメージがしやすくなります。
トイレの存在が理解出来たら、実際にトイレの中に入ってみましょう!
マンションなどのトイレは窓がないことも多く個室で閉塞感があり、はじめは少し緊張してしまう子もいるようです。
トイレという場所そのものに慣れ、子どもが入りたい気持ちを持てるよう、好きなキャラクターの絵を貼ったり楽しみを作ってあげても良いかもしれません。
はじめは一緒にトイレに入ってみるだけで、座らなくても大丈夫。
お気に入りのぬいぐるみなどをトイレに座らせるごっこ遊びなどをしてみても良いかもしれません。
出なくても座ってみる時間を増やす
トイレ空間に慣れ、便器に座ってみたところではじめから排泄が出来るわけではありません。
はじめは偶然でもトイレで成功出来るとその感覚が分かるようになりますが、便器に座っても落ち着かずすぐに降りたがってしまう子も。
子ども用便座を設置してあげると、サイズもちょうど良く持ち手等を持てば安定して座ることが出来るようになります。
子ども用便座はキャラクターがついていたりボタンを押すと音が流れるものなども販売されています。
はじめのうちはこうしたものを利用することで、トイレの滞在時間を長く出来るかもしれません。
便座をおもちゃだと思って遊んでしまいトイレに集中出来ない、となってしまわないよう、排泄が出来た時にだけ押せるボタンを決めるなど楽しみを作ってみても良いでしょう。
焦らず、他のお子さんと比べないことも大事
トイレトレーニングが適している時期というのは、お子さんの発達具合に合わせてそれぞれです。
同じ月齢の子であってもその子の性格や特性で大きく差が出て来るため、他のお子さんと比べる必要はありません。
保護者が焦っている気持ちは、子どもになんとなく伝わってしまうことも。
どうしてもの理由が無ければ、無理に「●歳までにオムツを卒業する!」と期限を決めることもありません。
焦ること無く親子でリラックスした気持ちで取り組むことが、大切なはじめの一歩です。
トイレトレーニングは成長とともに必ずいつか成功出来るはずのもの。
はじめは焦ってしまいがちですが、お子さんのペースでストレスなく進めていってくださいね。