【子育て】子どもの1歳半健診って何をするの?準備しておくことは?
0歳児の時には数か月おきにあった乳児検診ですが9・10ヶ月健診を過ぎると1歳児健診は任意となり、全員が受ける義務があるのが1歳半健診です。
自治体の保健センターなどで行われることが多く、指定された日に出向く1歳半健診ですが、いったいどんなことをするのでしょうか?
準備しておくべき持ち物などと一緒にチェックしてみましょう。
心身の健診+歯科検診がベース
1歳半健診では、これまでの乳児検診と同様に身長体重や身体の検査が行われますが、加えて歯科健診を行います。
歯が何本生えているか?虫歯はないか?や、普段の歯磨きができているかのチェックなどを併せて行うケースも。
自宅で使っている歯ブラシを持参してくださいというケースや、歯科検診のため直前には歯磨きをしてから食事やお菓子を食べないで下さいという注意があるため、自治体からの案内をよくチェックしておきましょう。
保護者・もしくは歯科医の先生の膝の上に頭をのせて横になり口の中の検査をしていくため、普段からの歯磨きで横になる体制に慣れていないと泣き出してしまう子も。
怖くないよ、すぐに終わるよと声をかけてあげながら落ち着いた気持ちで挑みましょう。
心の発達・言葉の発達もチェック
身長体重を測るだけでなく、精神的な面や言葉の発達も診ていくのが1歳半健診の特徴でもあります。
1歳半ごろになると少しずつ歩行が出来るようになってくるお子さんも多いため、個人差があるのは前提としたうえで疾患や経過観察すべき事項がないかを診ていくケースが多いです。
しかし生活環境や子どもの性格により成長のペースは様々であり、ここで指摘されたからといって大きな不安を持つことはありません。
ゆっくりのペースで成長していく子がいるのは当然ですが、先天性疾患の早期発見や対処のために必要なことだと捉えてみてくださいね。
具体的な検査内容とは?
気になる健診の内容ですが、基本的な身体検査に関してはこれまで同様の測定・聴力や視力の確認などを行います。
発達面からは、言葉がどれくらい理解できているか・手指の間隔などについて診ていくケースが多くなっています。
例えばいくつかのイラストを見た中で「ワンワンはどれ?」「くるまは分かるかな?」など声を掛けられたものを指さしをしていく、いくつかの積み木を重ねて置いていく、などが挙げられます。
いつもと違う環境でなかなかうまくいかない場合も多いため、出来ないからダメ!という意識を持つ必要は一切ありません。
保護者の方の中で気になることがある場合には、是非この機会に相談をしてみるのもいいでしょう。
「発達に遅れがあったらどうしよう」と月齢健診を不安に思う方もいるかもしれません。
しかし発達のペースは子どもそれぞれ。
何か特別苦手なことや先天性疾患があるケースには、周囲がそれに気づきその子自身が生きやすい環境を整えてあげるための健診だとも言えます。
大きな不安を持つことなく、心配なことがあるときには相談できる場として捉えてみてくださいね。