もしもに備える!こどものための応急処置
子育てをしていると、時に予期せぬことが起こることも。
万が一何かあったときにどうしたら良いのか?
子どもの命を守るためにも、応急処置の基本を知っておきましょう。
頭を強く打ったときは?
まずは、意識があるかどうかを確認しましょう。意識がなく、声をかけても反応がない時には救急車を呼びましょう。
救急の指示に従い、必要であれば心肺蘇生を行います。
頭から出血している時は、清潔な布を当てて止血します。傷が深い時には、その後受診しましょう。
頭を強く打った時には、すぐに症状がでなくとも48時間程度は様子を見たほうが良いでしょう。
異物を飲み込んだときは?
何でも口に入れてしまう月齢で、特に注意したいことが誤飲です。
タバコや防虫剤、医薬品などを飲んでしまった時にはすぐに吐かせて病院に向かいましょう。
しかし物によりすぐに吐かせず病院に向かった方が良い場合もあるため、処置が分からない時には病院や救急に電話で確認してみても◎。
「中毒110番」で検索すると、日本中毒情報センターから無料で情報提供を受けることが出来るので、覚えておくとよいでしょう。
やけどをしたときは?
やけどをしてしまったときには、シャワーなど流水で冷やすのが基本です。
手や足の場合には洋服を無理に脱がせず、そのまま上から水をかけ続けて冷やします。
顔や頭の場合には、まずはシャワーで冷やした後に保冷剤を当てておきましょう。
子どもの手のひらを1として、やけどが10面積分くらいに及ぶ場合には救急に電話しましょう。
おぼれたときは?
夏のレジャーである海やプールで起こりやすいのが、水の事故。
子どもはとても浅い場所でも足を取られると一瞬で溺れてしまう可能性もあるので、まず目を離さないことが肝心です。
万が一溺れて意識がない場合には、すぐに救急に確認し心肺蘇生を行いましょう。
意識がある場合には、横向きやうつぶせにするなどして、背中を叩いて水を吐かせます。
水の事故は命の危険につながりやすく、お風呂などでも起こる可能性があるので注意が必要です。
まずは落ち着いて、状況を確認すること
子どもが事故を起こすとパニックになってしまいますが、まずは落ち着いてどんな状態なのか確認することが大切です。
事故の時の状況や、発見してからの経過などを医師に伝えることが出来るよう冷静にいることで、正しい処置が出来るように。
こちらに書いたことは参考に、状況により医師の指示に従って応急処置を行いましょう。