【子育て】子どもの自主性・行動力を伸ばす!3つの声かけワード

現代を生きる子どもたちにとって重要となる力の一つに「自分で考えて行動する力」が挙げられます。
小学校の学習指導要領では”主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)”を重視することが定められ、与えられた課題に取り組むだけでなく自身で考え探求し、自分で目標を決めて取り組むという学習が増えています。
近年ではグループワークや体験学習を通して、自分で考える力や課題を発見し行動する力がとても大切となります。
こうした力を未就学時期からじっくりと育てることが出来る、毎日の親から子供への簡単な声かけを知っておきましょう!
「なぜだと思う?」
子どもと会話をしていると「これはなんで?」「これってどうして?」と何度も聞かれるご家庭もあるのではないでしょうか。
そんな時は是非「あなたはなんでだと思う?」と楽しく会話をしてみてください。
子どもなりの自分の意見や、新しい視点を見つけたものを自分から言語化するという体験がとても身近な形で叶う方法です。
もちろんその答えが正解かどうかはどちらでもOK!
そんな考え方ができるんだね、よくわかったね!と褒めてあげたあと、本当の理由や「こんな考え方もできるかもしれないね」と本人の考えを否定しない状態で他の考え方も挙げてあげましょう。
親子の会話の中で頭を働かせ、自分で考える・話すきっかけづくりとなりますよ。
「あなたはどうしたい?」
子どもの行動について、何でも親から指示していると「自分で考えて動く」ということはしづらくなって当然です。
例えば遊びの時間は終わりでお片付けをする・出かけて帰ってきてからお風呂に入る・寝る前に歯を磨くときなど「~しなさい!」と伝えてしまうこともあるかと思います。
毎日の時間を決めたルールももちろん大切ですが、「~をする時間だよ」と声をかけてもなかなか子どもが動き出さない場合、「あなたはどうしたい?」と聞いてみるのがおすすめです。
この遊びがここまで出来たら、あと10分だけ今日はやりたいなど希望を伝えてくれるかもしれません。
自分で考えて決めたとおりに行動するという経験を増やしていくことができるはずです。
「どっちがいいかな?」
上記には普段の生活の中から子どもの意見を聞き、自主的に決めた行動をとってみるということを挙げました。
とはいえ、そればかりでは時間の問題や社会的なルール・普段からのお約束との差なども出てきてしまいます。
そんなときは「どっちがいいかな?」という声かけがおすすめ。
本人の意見を取り入れつつ、普段のルーティーンの生活に影響がない範囲で選択肢を伝えてあげましょう。
毎日の生活の中で選択をする機会を増やしてあげるだけでも自主的な行動力を高めることにつながります。
自分で考え行動する力は、学習する時だけでなく大人になり生きていく上でも身につけておきたいものです。
幼少期に身近な大人と話した内容は、記憶にしっかりと刻まれたり自然と知識になることも多いことでしょう。
ちょっとした声掛けで普段から育てることにもつながるため、是非意識してみてくださいね。