この夏大流行中!親子で気をつけたい【手足口病】の症状と予防法
この夏、子どもたちの間で特に流行していると聞く「手足口病」。
一体どのような症状なのでしょうか。
もしかして?と思った時にママが知っておきたいポイントと予防のために出来ることをご紹介します。
「手足口病」って?
手足口病の代表的な症状は、水疱性の湿疹が見られることです。
感染後、3〜5日で口の中や手足を中心に水疱のようなプツプツが現れます。
発熱は微熱にとどまることが多いそうですが、このような症状が確認出来た場合には手足口病を疑ってみてください。
手足口病はウイルス性の感染症であり、5歳以下の子どもが特に夏にかかりやすい病気だと言われています。
「手足口病」の感染経路は?
手足口病の主な感染経路は、飛沫・接触・便の中のウイルスが何らかの理由で口などから入り込んでしまうなど。
2017年夏の厚生労働省による感染症発生動向調査によると手足口病は「男女共に1歳(38.8%)、2歳(20.5%)が大半を占める※1」とされていますが、子どもの発症から親も感染するという可能性もゼロではありません。
実際に筆者の友人でも、子どもと一緒に手足口病にかかってしまい数日間家にこもりきりだった!というママも。
大人は子どもの頃に一度感染していることも多いそうですが、せっかくの夏を楽しむためにも親子で予防をしていきましょう。
ママが出来る予防策は?かかってしまった時はどうする?
予防・感染後は両方を通じて、日頃から手洗いを徹底して行うこと、汚物処理を適切に行うことが大切です。
万が一手足口病を発症してしまった場合の特効薬などは現在のところなく、経過観察とともに症状ごとに医師からの指示に従い対応することとなります。
一見完治したように見えても、実は便などからウイルスが排出され続けているというケースもあるそうで、こうした場合にはオムツ処理をする保護者自身の感染を避けるため、意識して適切な処理を続ける必要があるでしょう。
感染しやすい年齢の乳幼児が多く集まる保育所やレジャースペースなどでは特に注意が必要です。
集団感染が起こりやすい病気のため、お出かけ帰り、トイレの後、食事の前には腕までしっかり手洗いうがいを心がけましょう。
夏の感染症に気をつけて
夏は気温の変化や、休暇により生活リズムが変わることで疲れが出やすく、免疫力の低下などからも感染症にかかりやすい季節といわれています。
手足口病の他にも、食中毒をはじめプール熱やヘルパンギーナなど、気をつけたい感染症が。
普段から手洗いで予防をしながら、子どもの様子がいつもと違う時にはかかりつけ医の指示に従い対応していきましょう。
※1出典:国立感染症研究所 「2017年第28号注目すべき感染症<手足口病>」
参考:「日本医師会Q&A」http://www.med.or.jp/kansen/teashi_qa.html