出産内祝いのマナーと基本、おすすめお返し品3選
赤ちゃんが産まれてからお祝いの品を贈ってもらった時、考えておきたいのが「内祝い」のこと。
出産時に限らず、頂き物へのお返しとしてささやかな気持ちの品をお返しする風習ですが、どんなものを贈れば良いのでしょうか?
基本的な考え方と、おすすめの品をご紹介します。
出産内祝いの基本
内祝いの金額は、一般的に頂き物の3〜5割程度と言われています。
基本としては半額が目安となりますが、頂いたものが高額の場合や目上の方からの贈り物の場合には3割程度で構わないとされています。
出産祝いで頂く品の相場は5000〜10000円のため、おおよそ3000〜5000円を目安に考えれば間違いないでしょう。
内祝いを渡す時期としては、”生後1ヶ月頃”というのが目安とされています。
もちろん生後1ヶ月を過ぎてからお祝いを頂くことも多いため、その場合には頂き物をしてからなるべく早めか、1ヶ月以内にはお返しするようにしましょう。
包装した品に、赤ちゃん本人の名前を記載したのし紙をつけて贈るのが基本的な風習です。
内祝いにおすすめの品とは?
出産内祝いの品については、期間や金額が相当であれば特に決まりはありませんが、現金や金券などはタブーとされています。
また「もらって困る!」と言われがちなのが、赤ちゃんの写真入りや品に直接名前等が印字してあるもの。
赤ちゃんの写真や名前が入っていると処分するわけにもいかず、近しい親戚には喜ばれますが、友人への内祝いには避けるのが気遣いです。
どんな人でも使うような日用品・消耗品や食品であれば、贈られても邪魔にならずおすすめです。
・出汁・調味料セット
調味料はどんなご家庭でも必需品です。
少し質の高い調味料や出汁のセットは、様々な用途で料理に使えるため大変喜ばれます。
無添加のものを選べば、子どもがいるご家庭への品にもおすすめ。
・乾麺やジャムなどの詰め合わせ
食品を選ぶ場合には、出来るだけ賞味期限が長いものを選ぶと良いでしょう。
パスタやうどん・そうめんなどの乾麺や、ジャム・焼き菓子などは比較的賞味期限が長く食べやすいため、詰め合わせにして贈ると◎。
コーヒーやお茶のセットなどもよく選ばれます。
・ブランドタオルや石けん、洗剤など
日常的に使う石けん、洗剤などの消耗品は「あって困る」ということがありません。
ただし、香りや成分に好みがある場合もあるため注意。
ブランド物のタオルなどは、金額的にも相場に合うものが多く、イメージも良いため目上の方へのお返しにもおすすめです。
赤ちゃんが産まれたら、必ずといって良いほど頂くお祝い品。
もともと内祝いとは赤ちゃんの名前をお披露目し、社会に出る一歩とも言われていた風習です。
誕生を祝ってくれた方への感謝の気持ちを、贈り物とともに伝えましょう。